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「強弱感対立、ダブルトップ形成へ」

 本日の日経平均は19.73円高の17490.19円で取引を終了した。朝方は米国株式相場の上昇や、業界再編、M&Aに対する期待感などを受けて、主力株中心に堅調な値動き。上値を試す展開となった。しかし、後場に入ってから徐々に上昇幅を縮小させる展開。鉄鋼株の下落が投資マインドを低下させたほか、米FOMCやGDPに対する警戒感も高まり、利益確定の売りが優勢となった。業種別東証株価指数ではパルプ・紙、倉庫運輸関連などが上昇。その他金融業、卸売業などが下落となった。
 本日の東京株式相場は朝方は買い先行の展開となった。前日の米国株式相場が堅調だったことに加え、寄り付き前に発表された鉱工業生産指数が予想よりも上ブレ。景気の底堅さが確認されたため、幅広い銘柄に買いが入った。また、相場の牽引役となっているソフトバンク、鉄鋼株が上値を試す展開。市場の雰囲気を明るくさせた。
 しかし、後場中ごろには鉄鋼株が下落。四半期決算を発表した新日鉄が下落に転じており、相場の上値を重くした。また、買い一巡後に上値が重くなっていたソフトバンクが急速に上昇幅を縮小させる展開。個人投資家に人気の高い銘柄だけに、市場マインドを急速に悪化させた。
 日経平均の日足チャートでは十字足が出現した。強弱感が対立していることを示唆しており、方向性の乏しさを表している。ただ。1/25の高値(17617.64円)を突破できなかったことで、短期的に“ダブルトップ”になる可能性を示唆。本日の寄り付き時点で空けていた窓も埋めており、大きく「軸」が上向きに傾いている可能性は低くなった。
 東京株式相場は上値の重さが明確となっている。今晩から米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定となっており、明日には声明文が発表される。金利据え置き観測は根強いが、その後の声明文次第では米国株式相場が強く反応する可能性がある。また、同日に米GDPが発表される予定となっており、その発表直前までは買い手控えムードが強まりそう。明日の東京株式相場はその警戒感から軟調に推移することが予想され、ダブルトップが明確化する可能性が高そうだ。
 突然だが最近マカオで話題になっているのは、マカオタワーでの「スカイ・アドベンチャー」。その中でも「マストクライム」は超一級品の恐怖のアトラクション。タワーの先端部を垂直はしごで登るというものだ。実際に登ったことはないのだが、恐らく下を見た瞬間、恐怖で足が竦むことは必至であろう。今の株式相場もそのマカオタワーを登っているのと同じだ。上を見れば気楽に登れるのだが、一旦下を見れば恐怖に慄くことになるからである。「何でこんな高いところに来てしまったのだろう。」――後悔しても遅いのである。
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