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「売り先行、3つの窓をどこまで埋めるか」

 先週末の米国相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は185.58ドル安の13360.26ドル、ナスダック総合指数は28.00ポイント安の 2588.96ポイントとなった。長期金利の上昇や原油価格の上昇が懸念される状況。サブプライムローン問題も再燃し、主要株価指数は大幅安となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は18045円。大証終値と比べて175円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の下落を嫌気して売り先行の展開を想定。下値を試すものと思われる。
 しかし、日本株に対する投資意欲は強く、先週末もローソク足で下ひげが出現する状況。チャートは強気形状を維持しており、売り一巡後は比較的早い段階で買いが入ってくるであろう。ただ、日経平均の日足チャート下方に位置している3つの窓には要注意。短期的にこれらの窓は株価を引き寄せやすく、どの水準まで下落するか見極める必要がある。
その一方で、円相場の下落基調には変化はなく、輸出関連株にとっては強気材料を維持したままとなっている。チャート的な過熱感が解消すれば、再び買いが優勢になると思われ、本日の下落に対して動揺する必要はないだろう。
 ただ、そのような環境下、懸念材料が全くないわけではない。一部報道で、証券取引等監視委員会が9月から全ファンドを検査対象と伝えられたり、内閣支持率が森政権以来の低水準に落ち込んだことも伝えられている。いずれも株式相場にとってはマイナス材料であり、投資家心理を冷やす要因になるだろう。また、中国株式相場の動きも非常に不安定だ。無価値のオプションを高値まで買い上がる「熱狂ぶり」も伝えられており、中国株バブルの崩壊が近いことを予感させる。さらには先週末にNY市場に新規上場を果たした巨大ファンド・ブラックストーンに対して「割高」と一部マスコミが警鐘を鳴らしている。同社株が下落すれば、投資マインドが急速に冷え込む恐れがあり、警戒材料としてその値動きには十分に注目したい。
 今週は日米共に重要な経済指標の発表が目白押しとなっている。米FOMCなどのイベントもあり、相場を動かす要因には事欠かない。日米中ともにチャート上は「ダブルトップ」形成の様相となっており、何とも不穏な雰囲気が漂っている。ポジションは「買い」を継続するものの、何かしらの売りサインが出た場合には、早々にポジションを整理しなければならないだろう。日経平均でアイランド・リバーサル(離れ小島)が出現した場合は、その契機となる。
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