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「リスク・リターン見合わず、ポジションは整理」

 本日の日経平均は48.53円高の17470.46円で取引を終了した。朝方は主力企業の決算発表を控えて様子見ムードが強かったが、売り一巡後は押し目買いが優勢。企業業績や業界再編期待は根強く、後場に入ってから上昇幅を拡大させる展開となった。また、相場を牽引したのが電力株などの高配当利回り株。日銀による金利引き上げ観測が後退したことで、利回り妙味が高まっているようだ。業種別東証株価指数では電気・ガス業、不動産業などが上昇。その他金融業、パルプ・紙などが下落となった。
 本日の相場を押し上げた要因のひとつがソフトバンクの上昇であった。クレディ・スイス証券が目標株価を引き上げており、日経平均の上昇に大きく寄与した。また、円安基調を背景に任天堂が16年半ぶりの高値を更新。トリインフルエンザ発生を受けて、富山化学などの個別銘柄も賑わう展開となった。
 ただ、日経平均の日足チャートでは、上方の窓を完全に埋める動き。ローソク足では先高観の強い状態ではあるが、チャートでは早くも達成感が漂いつつある。リバウンドの限界値に達したと思われ、早々に上値を抑えられる展開か。米国の主要経済指標の発表、FOMCなどの重要イベントも控えており、安易な買いポジションは取らないほうが良いだろう。
 将棋の世界では、「完全に終わっている場面」というものが存在する。これ以降自分がどんな最善手を打っても、「必ず負ける」という場面が存在するのだ。そのときプロの世界では必ず「参りました」と言って素直に投了する。最後まで打って、相手を手こずらせることはないのだ。
 本日の相場はまさにそのような場面であった。相場は完全に終わっているのに、皆それに気がつかない。そのような人はケンシロウに秘孔を突かれても、死ぬ瞬間までそのことに気づかないのであろう。
 投資の世界では、リスクに対してリターンが存在する。本日のような場面はリスクだけが大きくて、そのリターンが見合わないのだ。結果的に上昇するかもしれないが、ここはあくまでも売りの場面。「絶好の売り局面」として、大手を振ってポジションを整理しよう。
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