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「窓を空けて下落か? 弱気相場が鮮明に」

 昨日の米国株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は129.95ドル安の13295.01ドル、ナスダック総合指数は22.38ポイント安の 2549.77ポイントとなった。長期金利の上昇が嫌気されたほか、週末にかけて発表されるインフレ指標への警戒感が強まる状況。テクニカル的な戻り売り圧力の強さもあり、主要株価指数は軒並み下落となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17680円。大証終値と比べて120円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の下落を嫌気して売り先行の展開を想定。下値を試すものと思われる。
 昨日の日経平均は25日移動平均線の手前で止まったものの、先安観の強いチャート形状本日は昨日の米国株式相場の下落がきっかけとなり、日経平均は窓を空けて下落することになりそうだ。弱気相場が一段と鮮明となり、「軸」の傾きが改めて意識される状況。そして終値ベースでこの窓を維持できるかがポイントとなりそうだ。現在のポジションは「買い」であるが、終値ベースで窓が空いた場合には「売り転換」となる。「窓理論」は翌日の始値での執行なので、本日の値動きを確認した後でのポジションチェンジとなる。
 昨日の業種別東証株価指数では保険、海運などの下落幅が大きかった。保険は金利上昇が利ざや改善に繋がるとして物色されていたが、昨日は長期金利上昇に反して下落となっている。早くも買い疲れムードが漂っており、目先は全体相場につられて下落しそう。また、海運はチャート形状が完全に終わっており、一時的なリバウンドがあったとしても、そこは戻り売りの好機になると思われる。
 今後は為替相場の動向が焦点となりそうだ。輸出関連の一角は円相場の下落基調に支えられている面があり、急激な円高シフトには注意が必要である。週末には日銀政策決定会合(この会合自体でのサプライズは生じにくいが)のほか、その後には福井日銀総裁の会見が予定されている。総裁が先のGDP改定値上ブレなどを材料に利上げへ積極的な意欲を示せば、円相場の急激な変動要因になりかねない。円キャリートレードの急速な巻き戻し、それに伴う世界的投機マネーの収縮なども予想され、株式相場にとっては厳しい環境を強いられそうだ。繰り返しになるが本日の終値ベースで窓が完全に空いた場合には売り転換。その後の大幅安を想定することになる。
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