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「とりあえず現金化、来たるべきチャンスを待つ」

 先週末の米国株式相場はもみ合い。ダウ工業株30種平均は15.54ドル安の12487.02ドル、ナスダック総合指数は1.25ポイント高の 2435.49ポイントとなった。主要な経済指標が上ブレしたことで、長短金利が上昇。朝方は金利敏感株などが下落し、主要株価指数を押し下げる要因となった。しかし、午後に入ってからはハイテク株に押し目買いが優勢。市場には買い安心感が広がり、ダウ、ナスダック共に下ひげが出現した。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17450円。大証終値と比べて70円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場に方向感が乏しかったことから、もみ合い相場からのスタートを想定。先週末の終値付近での滑り出しになると思われる。
 先週末の東京株式相場は売り先行から徐々に下げ渋る展開。低位大型株や高配当利回り銘柄に買いが入り、相場を支える展開となった。日経平均、TOPIX共に“下影陽線”が出現しており、調整一巡感が強いチャート形状。押し目買い意欲の強さを示唆しており、チャート上での買い安心感は強まっている。
 しかし、日経平均は高値が前日の安値を回復できず、日足チャート上には窓を空けてしまった。TOPIX、TOPIX先物、日経平均先物には窓は空いていないが、日経平均だけ回復できなかった意味は非常に大きい。間接的にハイテク株の弱さを示しており、今後日経平均がハイテク株主導で下落する可能性を示している。特に半導体関連銘柄の弱さが目立つ状況であり、本日の東京株式相場でも関連銘柄には警戒感が強まりそうだ。
 今週は主要企業の四半期決算発表、また、米主要経済指標、FOMCなどに注目が集まる。個別の決算に関しては“織り込み済み”の面もあり、全体に与える影響は限定的。それよりも特に注目したいのは、31日(水)の米GDP速報値及びFOMCの行方であろう。最近の米経済指標には好調なものが目立ち、長期金利の上昇が気になるところ。米再利上げ観測などが強まれば、株式相場にとって大きな痛手となりかねない。FOMC後の声明文でもその警戒イメージが伝われば、米国株式相場は大幅な調整を強いられる可能性がある。国内市場では日米金利差拡大を背景とした円相場の下落が輸出関連株の下支えとなる可能性はあるが、“日本株売り”の連想が強まれば主力株全般の下落に波及する展開もあり得る。ここは一旦ポジションを整理し、来たるべきチャンスを待つ局面であると思われる。とりあえず現金化すべし。
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