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「軟調推移、下方の窓を埋める展開か」

 昨日の米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は80.36ドル安の13595.46ドル、ナスダック総合指数は7.06ポイント安の2611.23 ポイントとなった。バーナンキ議長が景気に対して楽観的な見通しを示す一方で、ISM非製造業指数が市場予想を上回る展開。米利下げ観測は後退し、株式相場の下落に繋がった。また、シカゴ日経平均先物は17970円。大証終値と比べて80円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の下落を嫌気して売り先行の展開を想定。下値を試す動きになると思われる。
 外国為替市場においては円相場が1ドル=121円台前半に上昇しており、輸出関連株には重しとなる見通し。日経平均は再び18000円を割り込む展開が予想され、改めてこの付近での売り圧力の強さを認識することになるだろう。また、本日からハイリゲンダム・サミットが開催される。ヘッジファンド規制や円安問題なども議題に上がる可能性もあり、警戒材料として注意しておく必要があるだろう。
 さらには、週末はメジャーSQが控えている。ロールオーバーは順調に進んでいるとの観測だが、SQ前の水曜日は「魔の水曜日」として株価が下落しやすい傾向にある。一部外資系証券による売り仕掛けが起こる可能性もあり、強気ムードに水を差す恐れはある。日経平均の日足チャートでは、既に2月の世界同時株安で出現した大きな窓の大半を埋めており、目標達成感の強いチャート形状。目先は一旦下値を試すことも考えられる。最近の株式相場は海運、造船株などの急騰が目立つ状況であり、いかにも「やりすぎ」の感は強い。このような銘柄の値動きが止まった場合には、急速に投資家心理が冷え込む可能性もあり、安易な高値掴みには注意したい。
 一方、中国株の乱高下は重大な関心事項となっている。昨日こそ大型株を中心にリバウンド歩調を強めたが、中小型株の戻りはイマイチとなっている。個人投資家の投資マインドは急速に悪化しており、資産価格の下落を通じて、消費減退に繋がる可能性もある。中国株の下落に反応薄な日本株、米国株ではあるが、決して無関係ではないと考えたい。いずれ世界経済の失速につながり、全世界的な株安を引き起こすことも警戒される。
よって本日の東京株式相場は総じて軟調な値動きを想定。日経平均の下方に空いている窓(17875.75円-17943.68円)を素直に埋める動きになると思われる。
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