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「窓埋め進行で、上昇引力は徐々に減退」

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は5.44ドル安の13627.64ドル、ナスダック総合指数は11.93ポイント高の 2604.52ポイントとなった。M&Aに関するニュースなどが買い材料となり、主要株価指数は一時高値を更新。改めて投資家の買い意欲が強いことが示された。しかし、買い一巡後はやや上値の重い展開。最近の急ピッチの上昇に対する警戒感が強まっており、その後は利益確定の売りが優勢となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17960円。大証終値と比べて100円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。一旦上値を試すものと思われる。
 しかし、日経平均は既に上方の窓に突入しており、窓が株価を引き寄せる力は徐々に減退。最大で窓上限(18073.22円)までの上昇余地はあるものの、買い一巡後は売り圧力が強まりそうだ。本日の寄り付きで窓を空けて上昇すれば、逆にこの窓が株価を押し下げる要因となる。急騰後、急落しやすい状態となっており、株価の乱高下には注意をしたい。
 また、今晩米国では5月の雇用統計が発表される。東京株式市場でも引けにかけて警戒感が強まる可能性があり、積極的に上値を買い進む動きは限られるであろう。週末要因も重なり、手仕舞いムードが強まりそう。上値余地は乏しく、朝方の上昇は絶好の売り場を提供することになりそうだ。
 中国株に関してはしばらくもみ合い相場に突入しそうだ。上海総合指数は長い上ひげと長い下ひげの間に挟まれており、強弱感が対立する形となっている。短期的にボックス相場を形成する可能性が高く、徐々に値動きの悪さが嫌気される形となろう。もともと中国株への先高観が強かったことから、この動きに対して悲観的なムードが台頭。海外市場への悪影響も懸念され、全世界的な株安要因になりかねない。決算発表一巡でアク抜け感が強まっている新興市場銘柄に投資するのは良いが、主力株に関してはやや警戒すべきであろう。従って中国経済を牽引役としてきた鉄鋼、海運、造船などのセクターから、割安感が強く出直り歩調を強めている新興市場銘柄へと資金シフトした方が良いだろう。全体指数に連れ安した優良銘柄を物色したいところだ。
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