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「中国株に振り回される、強弱感が対立」

 本日の日経平均は84.30円安の17588.26円で取引を終了した。終始中国株に振り回される形となっており、株価は激しい値動き。朝方は一時的に上昇する場面もあったが、中国株の急落を受けて全体指数は連れ安する格好となった。業種別東証株価指数では鉄鋼、パルプ・紙などが上昇。鉱業、石油石炭製品などが下落となった。
 朝方は軟調スタートとなった。寄り付き前に発表された4月の鉱工業生産指数が市場予想よりも下ブレ。中国の株取引における課税強化も重しとなり、寄り付きは売り優勢の展開となった。しかし、売り一巡後は押し目買いの動きが優勢。一時日経平均は上昇に転じる場面もあり、この付近での買い意欲の強さを示している。
 ただ、10時25分の中国市場のプレオープニングでは、上海総合指数が5%以上の下落。このことを受けて、東京市場は先物主導で一気に下値を試す展開となった。「世界同時株安」を連想した投資家もおり、日経平均は下落歩調を強めた。しかし、後場に入ってからは下落幅が200円に迫る場面もあったが、大引けにかけてはやや下げ渋る動き。中国株の下落幅が縮小したことで、買い安心感が強まったようだ。
 日経平均のローソク足では下ひげの長い陰線が出現した。上値の重さを示す一方で、この付近での押し目買い意欲の強さを示唆している。完全に強弱感が対立する形となっており、明確な方向性は見い出せない。ただ、中国株の下落、鉱工業生産の下ブレなどがあったにもかかわらず、比較的底堅いという印象は受ける。明日以降の相場はひとまず今晩の米国株式相場の動向に委ねられたと言えそうだ。
 「窓・壁・軸理論」においては17800円付近の壁を否定できない状況となっている。「軸」が下向きの可能性を残しており、下放れのリスクがないとは言い切れない。といって上方の窓埋めのシナリオもやや現実味が乏しい状況。チャートは煮詰まっているのだが、どちらの方向へ行くのか分からない、それが現時点での本音である。
 だが、株式投資をしている以上、どちらかのポジションを取らなければ収益を得ることはできない。その場合は「窓理論」に従ったほうが統計的な的中率は高く、ここは「買いポジション」をとるべきであろう。ただ、これは積極的な買いポジションではなく、いつでもドテンが出来るという消極的なポジション。今後の値動きに対して臨機応変に対応できるためのものであり、機動性だけは確保しておきたいものだ。
 勢いよく頭突きしたことによって、氷はやや浮いた状態となった。そして浮力が消滅したことで、頭に強い反発エネルギーを受けてしまった。それでも「突破しよう」という潜在的な意識は変わらず、足が無意識のうちに反応。何かを踏み台にして、持ちこたえる格好となった。「足元に何があるのだろう?」――そんな疑問に対して、どこからともなく声が聞こえてきた。「それは生きようとする貴方の精神力ですよ」と・・・。あひる隊長もそっと頷いた。
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