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「鉱工業生産指数、中国株の動向に注目」

 昨日の米国株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は14.06ドル高の13521.34ドル、ナスダック総合指数は14.87ポイント高の 2572.06ポイントとなった。M&Aに関するニュースや市場予想を上回る経済指標などを受けて総じて堅調な値動き。ただ、積極的に上値を買い進む材料には乏しく、上昇幅は限定的であった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17705円。大証終値と比べて25円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。上値を試すものと思われる。
 昨日の東京株式相場は売り一巡後は押し目買いが優勢となった。日経平均の下方の窓を埋めたことで調整一巡感が台頭。その後は上値を試す展開となっている。これで周辺の窓はすべて埋めたことになり、残されているのは18000円付近に存在している窓だけ。目先はこの窓の水準まで上昇するのか、それとも17800円処に位置している壁に阻止されるのかが焦点となりそうだ。現時点では前日の上ひげ突破した経緯や、昨日の米国株式相場の上昇などを受けて、18000円付近の窓埋めシナリオがやや優勢。買いポジションを維持する局面であると思われる。
 本日は寄り付き前に4月の鉱工業生産指数が発表される。市場予想は前月比0.5%のプラスとなっており、この数値を基準に市場の評価が分かれそうだ。株価水準が着実に切り上がっている状況下、ネガティブな数値さえ出てこなければ、市場は素直にプラス材料として評価するはず。売り方の買い戻しも期待でき、株価上昇への弾みとなる可能性がある。
 ただし、若干の懸念材料もある。日本時間の本日午前、中国金融当局は株式取引関して課税強化すると発表。本日から実施するとしている。米国市場の中国株ADRは、下落幅こそ限定的であるが軟調に推移。中国本土市場への影響が懸念される。10時半から取引が開始される上海市場へ注目が集まることになり、東京市場でも取引開始から1時間半程度は中国株を警戒して、上値の重い展開を強いられそうだ。
 それでも欧州の利上げ観測を背景に、円は対ユーロで最安値を更新している。また、月末が接近していることで投資信託設定への期待が高まっている。外国債券などで運用するファンドの円売り需要が見込め、一時的に円安が進行する可能性もある。輸出関連株には追い風となり、株価の下支え要因として機能しそうだ。全体相場としては「打診買い」の域は出ないが、強気姿勢で臨みたいところだ。
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