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「米株安を嫌気、下落相場突入へ」

 昨日の米国株式相場は大幅続落。ダウ工業株30種平均は84.52ドル安の13441.13ドル、ナスダック総合指数は39.13ポイント安の 2537.92ポイントとなった。午前中に発表された耐久財受注額、新築住宅販売件数は共に市場予想を上回っており、景気敏感株を中心に株価は上昇。ダウは100ドル近くまで上昇する場面もあった。しかし、その後は高値警戒感から利益確定の売りが優勢。米連邦準備理事会(FRB)による政策金利の引き上げ観測が浮上しており、株価は一気に値を消す展開となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17540円。大証終値と比べて120円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の下落を嫌気して売り先行の展開を想定。輸出関連株を中心に下値を試すものと思われる。
 また、ニューヨーク市場では原油先物相場が在庫増加などを背景に大幅反落。金先物相場も経済指標発表などをきっかけに反落となった。商品価格の下落が顕著となっており、中国株の下落と合わせて、資源株には逆風となりそう。これまで上昇を牽引してきた鉄鋼、海運、造船などにもこの動きが波及する恐れがあり、東京株式市場では幅広い銘柄に売りが出そうだ。
 昨日の日経平均は日足チャート上に十字足が出現した。強弱感が対立していることを示しており、明確な方向性は示していない。しかし、 17800円付近に壁が存在していることは明白であり、現時点での上値余地は限定的。下値リスクの大きいポイントでもあり、株価下落は自然な流れと言えそうだ。NYダウのチャート形状は前日以上に「天井到達感」の強い状態。「グリーンスパン発言」を契機とした中国株の下落も懸念材料であり、本日の東京株式相場は下値を模索する動きとなりそうだ。
 ただし、寄り付き前に発表される4月の消費者物価指数(CPI)の発表には注意をしたい。生鮮食品を除く全国総合の市場予想は前年比0.1%のマイナスとなっており、この数値を基準に市場の評価が分かれそう。市場予想を上回れば、日銀の早期利上げ観測が浮上し、円高要因となる。輸出関連株には更なる打撃となり、全体相場を押し下げそうだ。一方、市場予想を下回れば、デフレ脱却への期待感が後退。景気減速懸念から株価が下落する要因となる。株価にポジティブなのは市場予想通りの発表であり、どの程度予想と乖離するかが焦点となる。ただ、市場予想通りでも需給環境の悪化から、株価下落は避けられないと思われるが・・・。
 日経平均はいよいよボックス相場を離れ、下値を試す時期に突入したと考えたい。本日の下落で軸の傾きが明確となり、下方に位置している「テクニカルの壁(17320円、17200円など)」に対してどのようなアプローチをするかが注目される。これによって軸の傾きが推測でき、「目指すべき株価」の見当がつくことになる。短期的には世界同時株安の安値水準である16600円付近がターゲットとなる。引き続き「売りスタンス」で臨みたい。
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