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「戻り売りポイント、上値を買い進む投資主体は少なく・・・」

 昨日の米国株式相場はもみ合い。ダウ工業株30種平均は2.93ドル安の13539.95ドル、ナスダック総合指数は9.23ポイント高の 2588.02ポイントとなった。M&Aに関するニュースなどから買いが優勢となる場面もあったが、総じて高値警戒感の強い状態。ダウは小幅ながら2日続落となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17670円。大証終値と比べて20円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場に方向感が乏しかったことからもみ合い相場からのスタートを想定。前日終値近辺からのスタートになると思われる。
 昨日の東京株式相場はハイテク株、銀行株を中心に上昇した。前日に決算発表を行ったNECが急反発となったほか、ソニー、松下などが年初来高値を更新。大手銀行株も収益改善期待から買われる展開となっており、全体相場を押し上げる要因となった。
 本日も引き続きハイテク株、銀行株などには買いが入りやすく、相場を支える要因になりそう。米預託証券(ADR)では昨日東京株式市場で上昇した主力株が軒並み上昇。新興市場も軒並み反発しており、全般的に買い安心感の強い相場が期待できそうだ。
 ただ、最近の日本株上昇は海外株高に依存している部分が多いと思われる。日本株が自律的に上昇しているわけではなく、あくまでも「出遅れ感」による後追い的な上昇。日本株が抱える独自の悪材料が解消されない限り、上値の重い値動きが続くと思われる。成長力を物差しとした場合、国際的な日本株の魅力は乏しく、積極的に上値を買い進める状況にはない。海外市場が高値を更新しても、「日本株だけ下落」ということもあり得るのだ。
 注目されていた「米中戦略経済対話」の1日目は、特にサプライズのある材料は出なかった。しかし、米中両国の温度差が早くも浮かび上がった形となっており、今後は米国による対中圧力が強まることも予想される。国際社会の波乱要因になりかねず、リスクファクターとして念頭に置いておく必要はあるだろう。
 日経平均の日足チャートでは昨日の上昇によって、上方に空いていた小さな窓を完全に埋めた。特に天井到達感の強いチャート形状ではないが、上ひげが出現したことで、上値の重さを示唆している。これ以上の上昇の可能性が低いことを示しており、本日はもみ合いスタート後に下値を試す展開となりそう。売り方の買い戻しも一巡しており、ここから上を積極的に買い進む投資主体は少ない。朝方上昇が見込まれるハイテク、銀行株などの動きも鈍化し、後場に入ってからは総じて軟調に推移しそうだ。あくまでも「戻り売りポイント」と認識したい。
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