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米国株、「踏み上げ相場」継続か?売り方を襲った"大誤算"

 米国株の上昇基調が続いている。21日のダウ工業株30種平均は小反落したものの、S&P500種株価指数は2000年3月に付けた過去最高値にあと2ポイント強に迫った。第1四半期業績が市場予想以上に好調だったことに加え、ここにきて米景気に復調の兆しが見られることが株価を押し上げている。結果的に相場観を見誤った「売り方」はまたもや窮地に立たされた。
 ニューヨーク証券取引所(NYSE)が21日発表したNYSE上場銘柄の5月(15日決済時点)の信用売り残は117億株超と4月(約110億株)から7%増加、3カ月連続で過去最高を更新した。この1カ月間でダウ平均は約6%上昇していた。高水準に積み上がった信用売り残の解消が相場上昇に一役買ったとの観測もあったが、売り残はむしろ増えており、売り方はこの先の株価調整を見込んでいたようだ。
 この1カ月間を振り返ると、主要企業の第1四半期増益率が8%台と期初予想の1ケタ台前半を上回った。一方、4月中旬以降発表された経済指標ではフィラデルフィア連銀景気指数や米消費者態度指数など下振れが相次いだ。1―3月期の米国内総生産(GDP)成長率は1%台前半に低迷。企業収益の土台となるマクロ面の不安感が根強く、市場では「株価調整は近し」との予想も少なくなかった。
 しかし、5月初旬から中旬にかけて経済指標は予想に反して上振れが目立った。特徴的なのは製造業指標の改善だ。1日発表の4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や製造業新規受注、鉱工業生産指数が予想を上回った。フィラデルフィア連銀指数も5月発表分は予想を上回った。ミクロからマクロへの好材料のバトンタッチがうまく進んだことは、売り方にとってまさに「大誤算」。この流れが続けば「踏み上げ相場」継続の可能性は高まることになる。
 もちろん、一段の株価上昇には警戒感も広がっている。市場では株高要因として好業績に加え、原油相場や金利の落ち着きを上げる声があったが、足元では原油相場と米長短金利はともに上昇傾向だ。指標上振れで利下げ期待も低下しており、いったん利益を確定しておこうとする動きが強まる公算もある。しかし、その調整局面は「売り方」が買い戻しに動く絶好の機会にもなる。需給面での支援材料もあり、相場の強い地合いはまだまだ続きそうな気配になってきた。
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