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「警戒材料は多い、あくまでも戻り売り局面」

 昨日の米国株式相場は小幅続伸。ダウ工業株30種平均は15.61ドル高の13105.50ドル、ナスダック総合指数は6.57ポイント高の 2554.46ポイントとなった。企業の好決算を受けて、主要株価指数は連日の高値更新。高値警戒感から利益確定の売りに押される場面もあったが、市場の楽観的な見通しを背景に上値を試す展開となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17525円。大証終値と比べて65円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。引き続きリバウンドを試す動きになると思われる。
 外国為替市場では円相場が1ドル=119円台半ばでの推移。ドルが対ユーロで最安値を更新した反動や、連日のダウ最高値更新などを受けて、円安・ドル高の動きがやや強まっている。輸出関連株には好材料となり、国内市場でも主要株価指数を押し上げる要因となりそうだ。
 ただ、本日は重要なイベントが目白押しとなっている。8時30分に3月の消費者物価指数の発表が予定されているほか、8時50分には3月の鉱工業生産指数が発表。また、15時には日銀展望リポートが公表され、15時30分には福井日銀総裁の会見が予定されている。さらに米国では1-3月期の実質国内総生産(GDP)の速報値が発表されるなど、これらのイベントが株式相場、為替相場にどのような影響を与えるかが注目されている。
 まず、消費者物価指数に関してだが、市場コンセンサスは生鮮食品を除く全国総合で前年比0.2%のマイナス。特にサプライズが生じるとは思えないが、日銀の利上げ姿勢に影響を与えるために、注目の経済指標と言えよう。もし、上ブレした場合には、日銀による早期利上げ観測が浮上。円相場が上昇し、株安につながる可能性があり、市場コンセンサスとの乖離には注目したい。
そして取引終了後の展望リポート、福井総裁の会見で、日銀が利上げに関してどのような姿勢を見せるかが注目となる。為替市場では中国利上げ観測もくすぶっており、アジア通貨の同時利上げが起こる可能性もある。円安基調に終止符が打たれる展開も予想され、為替相場をはじめ、株式相場にも大きな影響を与える可能性はある。警戒感の強い一日となりそうだ。
 テクニカル的には日経平均の17700円は「強固な壁」として機能している。大型連休を控え、投資家は積極的に上値を買いにくい状況にある。特に取引終了後に予定されている展望リポート、福井総裁の会見、米GDPなど警戒材料は多く、投資家はポジション整理に動きやすい。CPI、鉱工業生産指数の影響もあるが、総じて「売り」で反応する可能性は高そうだ。本日の日経平均は買い一巡後、上値の重い展開を想定。場合によっては前日比マイナスになる場面もあると思われる。あくまでも「戻り売り局面」であると認識したい。
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