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「急反発も、単なるアヤ戻し」

 本日の日経平均は193.01円高の17429.17円で取引を終了した。朝方から米国株式相場の上昇を好感して買い先行のスタート。国際優良株を中心に上昇した。買い一巡後は伸び悩む展開となったが、後場に入ってから上昇幅を拡大させる展開。一段とリバウンド歩調が強まった。業種別東証株価指数では鉄鋼、海運業、倉庫運輸関連などが上昇。その他金融業、電気・ガス業、保険業などが下落となった。
 本日の東京株式相場は大幅反発となった。朝方から米国株式相場の上昇を受けて買い優勢の展開。後場に入ってからもアジア株の上昇が好感されたことに加え、株価指数先物にストップロスオーダーの注文が入っており、買い戻しの動きが加速した。しかし、大引けにかけてはやや伸び悩む動きとなり、週末のイベントに対する警戒感が強まる状況。明日は日銀展望リポート、消費者物価指数などの発表があり、投資家は積極的に上値を買いにくい状況となっているようだ。また、大型連休を控えてポジション整理の動きも加速する状況。例年5月は下落することが多く、それに対しても警戒感が強まっているようだ。
 日経平均の日足チャートでは、ローソク足の組み合わせで「たすき線」が出現。短期的な底入れムードが漂っており、一旦下値リスクは後退したようだ。ただ、上値の重さは明確であり、リバウンドが本格化したわけでもない。昨日の急落に対する単なる「アヤ戻し」であり、強気転換することはできない。また、 17700円付近には明らかに「壁」が位置している。これは「ファンダメンタルズの壁」であり、「軸」の傾きによって生じたもの。上値余地は乏しく、目先は下値を試す公算は大きい。短期的には16600円付近の「壁」に向けて下落する可能性は高そうだ。
 紀元前1400年頃に起こったという「ある奇跡」をご存知だろうか。それは、イスラエル人の指導者モーゼが奴隷と共にエジプトを脱出するが、モーゼ一行は海に行く手を阻まれ、立ち往生してしまう。追っ手が迫る中、モーゼの祈りによって、目の前の海が2つに割れ、道が出現。向こう岸に無事辿りついたという話である。そう有名な「モーゼの奇跡」である。
 しかし、現代社会においてはこの現象、水深が浅い海が潮の満ち引きによって、海になったり陸になったりしたという説が有力なのだ。決して奇跡ではなかったのである。
 東京株式相場は本日の反発によって「海の中の道」が出現したように見える。しかし、それは単に引き潮になっただけで、いずれは満潮になり、道は閉ざされてしまうのだ。能天気に渡っていると、終いには溺れてしまうだろう。
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