Home > 株式市場ニュース > 東証新売買システム、アローヘッド稼働 主な相違点

東証新売買システム、アローヘッド稼働 主な相違点

 東証の次世代売買システム「arrowheadアローヘッド)」が2010年1月4日から稼働する。東証に売買注文が届いてから取引が成立するまでの時間は、これまでの2~3秒から5ミリ秒(=0.005秒)に短縮され、売買の高速化が一気に進む。ニューヨーク証券取引所(5ミリ秒)やロンドン証券取引所(4ミリ秒)にようやく追い付き、人間のまばたきの時間(0.1~0.4秒)を大きく上回る。東証上場の株式と新株予約権付社債(CB)の全銘柄が対象。現在の売買システムとアローヘッド稼働に伴う主な相違点をまとめた。
1.連続約定気配「K」の導入
 売買の高速化に伴い、株価の急変動を緩和するため、東証は連続約定気配と呼ぶ新制度を導入する。
アローヘッド 連続約定気配「K」の導入 例えば、A株の時価が100円の時、指し値売り注文が103円に100株、104円に100株、105円に100株、109円に100株、110円に100株あったとしよう。このケースで、投資家が1万株の成り行き買い注文を出した場合、現行のシステムでは、まず103円で100株が約定し、その2~3秒後に104円で100株、さらに2~3秒後に105円で100株という具合に段階的に取引が成立する仕組みとなっている。株価も段階的に切り上がる。ところが、新システムでは、1万株の買い注文が瞬時に成立してしまい、株価は一気に110円まで跳ね上がってしまう。こうした急変動を防ぐための措置が連続約定気配だ。
 これは、1つの成り行き注文で株価が直近値から更新値幅(株価が100円台の場合は5円)の2倍を超えて変動してしまう場合、更新値幅が2倍となる水準(今回の事例では110円)に連続約定気配(Kで表示)を1分間表示し、株価変動を抑えるもの。

2.呼び値・制限値幅・更新値幅の変更
 取引活性化などのため、株価の呼び値や制限値幅、更新値幅を変更する。具体的には、例えばトヨタ(7203)のように3000円台の株価だと、現行では3790円の次が3800円のように10円ずつ株価が変化するが、新システムでは5円刻みとなる。3000円台の株価の制限値幅は現行の500円から700円に、更新値幅は現行の50円から70円に引き上げられる。

3.制限値幅での配分方法の変更
 注文が殺到し、気配値を制限値幅(ストップ)いっぱいまで進めても、大引けで売りと買いの株数が一致しない場合、現行では注文を出した証券会社の注文量を案分して、約定株数を割り振るが、新システムでは、発注した証券会社各社に、反対注文(買い気配の場合であれば売り注文)が無くなるまで1単位ずつ割り振り続ける。比例配分狙いで、大引け直前に注文が膨らむケースは少なくなるとみられている。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/3681-25055b0c
Listed below are links to weblogs that reference
東証新売買システム、アローヘッド稼働 主な相違点 from 株式市場と経済ニュース

Home > 株式市場ニュース > 東証新売買システム、アローヘッド稼働 主な相違点

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ