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ドバイショック、国際金融に影 新興国リスク再び

ドバイタワー アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の資金繰り危機が表面化した。ドバイ政府は25日、ドバイ有数の政府系持ち株会社の債務について、返済延期を求めると発表。大型開発で急成長してきたドバイへの信用懸念が広がった。新興国融資のリスクが改めて認識され、国際金融市場にも衝撃が走っている。
 返済延期の対象は、ドバイワールドと傘下の不動産開発会社ナキール。両社の債務の総額は590億ドル(約5兆1000億円)とされる。富裕層向けリゾート開発などを進めたが、金融危機後は資金調達が苦しくなっていた。12月に返済期限がくる35億ドルのイスラム債などの償還が難しくなり、返済延期を迫られたとみられる。
 ドバイ政府は少なくとも来年5月30日までの返済延期を求めている。来年半ばにかけて複数の大型債務が返済期限を迎える予定で、現地の銀行関係者は「当面問題は続く」と見ている。
 ドバイ政府や政府系企業が抱える債務は総額で800億ドルに上るとされる。今回の返済延期の発表を受け、ドバイ政府債の貸し倒れリスクを示すクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率は26日までに、発表前より50%近く上昇。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は「ドバイワールドは我々の基準では債務不履行(デフォルト)にあたる可能性がある」と指摘した。大手格付け会社は相次ぎ、政府系企業の格付けを引き下げた。
 ドバイが当面、金融市場から大型の資金調達をするのは難しいとみられる。原油をほとんど生産しないドバイが借り入れをてこに大型開発を進め「原油に依存しない経済」を目指した成長モデルは見直しを迫られそうだ。ただ原油収入で潤うUAEアブダビ政府系の2銀行が25日、50億ドルのドバイ政府債の引き受けを決めた。ドバイワールドはリストラ策を示しており、「最終的にはアブダビの救済で、債務不履行にまで至る可能性は薄いのでは」(金融関係者)との見方も多い。
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