Home > 黒岩の眼 夕刊 > 「急落、米景気減速懸念が背景」

「急落、米景気減速懸念が背景」

 本日の日経平均は501.95円安の16676.89円で取引を終了した。米国株式相場の下落を嫌気して大幅安からのスタート。一時的に下げ渋る場面もあったが、後場に入ってから下落幅が拡大した。日経平均の日足チャートでは窓を空けて下落。大きく下放れたチャート形状となっており、先安観の強いチャート形状となっている。なお、業種別東証株価指数では全セクターが下落。特に不動産業、鉄鋼などの下落率が大きかった。
 本日の東京株式相場は大幅安となった。米国株式相場が急落したことで、東京株式相場も輸出関連株を中心に軟調推移。他の銘柄にも波及する形となり、全面安の様相となった。米国株急落の原因は住宅ローン大手が経営危機に陥ったこと。もともと住宅市場に対する警戒感は強かったが、その警戒感が表面化した格好となった。
 また、米景気減速懸念を受けて、円相場は東京市場で一時1ドル=115円台に上昇。米景気減速が米利下げ観測へとつながり、それが結果として日米金利差の縮小観測につながるとの見方。円キャリートレードの巻き戻し観測が強まり、輸出関連銘柄の収益悪化懸念へと連想が働いた。
 日経平均は窓を空けて下落しており、明らかに「軸」が下向きに傾いたことを示唆している。16600円付近には「壁」が位置している可能性もあるが、本日のような極端な下落が起こった以上、「壁」の存在は無視できる状況にある。明日以降、一時的に下げ渋る場面があるかもしれないが、基本的には下落トレンドは明白。ここは「売り転換」とせざるを得ないであろう。目標となるのは日経平均下方に空いている2つの窓(16126.35円- 16152.85円、15855.26円-15945.07円)となる。この窓を連鎖的に埋める可能性もあり、大きな下落余地が残されていると言えよう。「暴落第2ステージ」に突入したと考えられ、前回以上のダメージを喰らう可能性もある。今一度、気を引き締め、大海原で遭難しないように心掛けたい。
 登山鉄道に突入した特急列車は見事に脱線してしまった。それはそのはず。もともと急勾配を登れる設計になっていないほか、列車の長さが全然違う。脱線は必然であると言え、車体は転がるように斜面を滑り落ちていった。ただ、絶壁の一歩手前で踏みとどまっており、海の中には突入していない。ここから奇跡の復活もあり得るが、このシチュエーションでは期待しないほうが良いだろう。乗客は崖の手前で飛び降りれるかがポイントであり、このまま車体とともに海のなかにドボンとはいきたくない。一瞬の隙をみて、脱出するしかないだろう。「えっ、電車のドアが開かないって?」――人間は極限状態に陥ったときに意外な力を発揮するもの。ドアの近くに非常用の開閉レバーがあるので、これを力いっぱい捻るしかない。成功を祈る。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/340-6402f8c8
Listed below are links to weblogs that reference
「急落、米景気減速懸念が背景」 from 株式市場と経済ニュース

Home > 黒岩の眼 夕刊 > 「急落、米景気減速懸念が背景」

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ