Home > 世界金融危機 > 韓国ウォン11年ぶり安値圏 海外市場に翻弄、マネー流出続く

韓国ウォン11年ぶり安値圏 海外市場に翻弄、マネー流出続く

米ドル韓国ウォン相場チャート 2日のソウル市場では一時1ドル=1600ウォン台寸前まで急落し、米金融危機が表面化して以来の最安値を更新した。米国の金融混乱の長期化や中・東欧の通貨安が重しになり、海外マネーの流出が続いている。
 ウォン相場は米金融危機の深刻化を背景に、昨年11月に一時1ドル=1525ウォンまで下げた後、年末に1ドル=1200ウォン台に戻していた。年明けから再びウォン安基調に転じ、1998年以来の安値圏で低迷している。97年のアジア通貨危機の際は、1ドル=1962ウォン(終値)まで売り込まれたことがある。
 ウォン相場は対円でも100円=1600ウォン台に下落し、過去最安の水準で推移する場面が増えている。
 国際決済銀行によると、昨年9月末時点で韓国はアジアの中で欧州系金融機関からの借り入れが最も多い。中東欧の経済混乱のあおりで欧州の金融機関が韓国からも資金を引き揚げるとの懸念が浮上している。
 韓国の対外債務返済への不安も台頭。昨年末時点でみると、1年以内に返済期限を迎える長・短期債務は1940億ドル(約18兆9000億円)で、外貨準備高の96.4%を占める。100%以下なら「安全水準」とされる割合だが、ここ1年で20ポイント近く上昇しており、返済余力の低下が鮮明。輸出の落ち込みなどによって外貨準備高が減少しているためで、金融当局はウォン安阻止のための大規模な市場介入にも動きにくい状況だ。
 外需依存度が大きい韓国経済は世界景気の低迷で急減速している。1月の鉱工業生産は前年同月比25.6%減と過去最悪の落ち込みだった。ウォン安進行は外貨建て借り入れの返済負担増加を通じて金融機関や企業の収益の圧迫要因となる。輸入物価の上昇で消費にも影を落とし始めている。
 株安もウォン相場の下落要因。株式市場では外国人投資家が15営業日連続で売り越しとなり、2日の韓国総合株価指数(KOSPI)終値は1018.81と前週末比4%超安くなった。昨年10月の安値はまだ上回っているものの、2007年10月の過去最高値のほぼ半値水準に下落している。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/2986-818ca60f
Listed below are links to weblogs that reference
韓国ウォン11年ぶり安値圏 海外市場に翻弄、マネー流出続く from 株式市場と経済ニュース

Home > 世界金融危機 > 韓国ウォン11年ぶり安値圏 海外市場に翻弄、マネー流出続く

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ