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リーマン対象のCDS、清算価格元本の8.6% 残高大部分損失の公算

 国際スワップ・デリバティブス協会(ISDA)は10日、破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズを対象にしたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の清算価格が元本の8.625%に決まったと発表した。市場推計では同CDSの残高(想定元本)は約4000億ドル(約40兆円)にのぼるとされ、この大部分が損失となる見通しだ。
 CDSはデリバティブ(金融派生商品)の一種で、企業の信用リスクを取引するのに用いられる。リーマン破綻に伴って同社の社債は大幅に元本を下回る水準まで市場価格が落ち込んでおり、連動する形でCDSの清算価格も決まった。大手金融機関などがCDSの引き受け手となっているが、CDSは比較的新しい金融商品で統計が整備されていないため、詳しい実態は不明。単純計算では損失は数千億ドル規模にのぼるが、契約時の手数料やヘッジ(損失回避)取引で一部は相殺される可能性がある。
 ISDAはまた、6日に米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)を対象にしたCDS取引を解消する際の清算価格を決めたと発表した。
 清算価格が決まったのは、優先債務を対象にするCDSで、ファニーメイは元本の91.51%、フレディマックは同94%で清算する。劣後債務を対象とするCDSの清算価格はそれぞれ元本の99.9、98%。
 市場推計では住宅公社債を対象とするCDSなどの信用デリバティブは最大で5000億ドル。清算価格が元本を1%下回るだけでも50億ドル(5000億円強)の損失が出る計算だ。大手金融機関や一部の債務担保証券(CDO)が引き受けているとみられる。

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