Home > 世界金融危機 > 米貯蓄金融最大手ワシントン・ミューチュアルが破綻

米貯蓄金融最大手ワシントン・ミューチュアルが破綻

ワシントン・ミューチュアル本社 預金量が全米6位で米貯蓄金融機関(S&L)最大手のワシントン・ミューチュアル(ワシントン州)が25日経営破綻し、米大手銀JPモルガン・チェースが19億ドル(約2000億円)で銀行業務と店舗網を即日買収、全預金を引き継いだ。日本の預金保険機構にあたる米連邦預金保険公社(FDIC)など金融当局が発表した。
 ワシントン・ミューチュアルの総資産は3070億ドル(32兆5000億円)、預金量は1880億ドル。FDICの監督下にある預金取扱金融機関では過去最大の破綻となる。同社は経営不安説から大量の預金が流出し、急速に資金繰りが悪化。一般預金者への影響を懸念した貯蓄金融機関監督局が25日、業務停止命令を出し、管財人となったFDICが同日、買い手を決めた。
 ワシントン・ミューチュアルの顧客の預金は全額保護される。資産劣化で株主や一部の債権者が損失を被る公算が大きいものの、FDICは「自らの資金負担はない」としている。
 JPモルガンは、西海岸を中心とする全米15州にワシントン・ミューチュアルが抱える店舗と預貸業務を買い取る。JPモルガンは自己資本を拡充するため、公募増資で普通株80億ドルを発行することも明らかにした。東海岸を本拠地とする同社は今回の買収により営業拠点を拡大する。
 S&Lは、預金を元手に住宅ローンを貸し出して利ざやを稼ぐ業務を中心とする金融機関。1990年前後には経営危機に陥るS&Lが相次いだ。低金利が続いたここ数年は貸し出した住宅ローン債権を証券化商品として転売し、資産の回転率を上げて利ざや拡大を狙った。
 だが、担保となる住宅価格の下落で信用力が高いローンでも貸倒比率が上昇、今年に入ってワシントン・ミューチュアルの資産内容は急速に悪化した。
 同社は経営危機が表面化した今月半ばから預金が急減、資金繰りも悪化した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は24日、ワシントン・ミューチュアルの格付けを投機的な階級の「ダブルBマイナス」からさらに低い「トリプルC」に引き下げていた。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/2521-c1cb56be
Listed below are links to weblogs that reference
米貯蓄金融最大手ワシントン・ミューチュアルが破綻 from 株式市場と経済ニュース

Home > 世界金融危機 > 米貯蓄金融最大手ワシントン・ミューチュアルが破綻

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ