Home > 黒岩の眼 夕刊 > 「強弱感が対立、週末にかけて警戒感台頭」

「強弱感が対立、週末にかけて警戒感台頭」

 本日の日経平均は26.93円高の18215.35円で取引を終了した。先週末の米株安を受けて軟調スタートが予想されたものの、米シティによる日興コーデ買収観測などを背景に全般的に上昇ムードが強まる状況。寄り付きは買い先行のスタートとなった。その後一旦上値を試すものの、買い一巡後は上値の重い展開。高値警戒感が強まっており、利益確定の売りが優勢となる場面もあった。後場に入ってからは先週末終値近辺での値動き。この付近での方向感の乏しさを示唆している。業種別東証株価指数では非鉄金属、鉱業、卸売業などが上昇。保険業、ゴム製品などが下落となった。
 本日は買い優勢のスタートなった。先週末に日興コーデが米シティの支援を受けるとの報道があり、日本企業に対するM&A期待が高まる状況。海外市場で商品市況が上昇しており、資源株全般に買いが入ったことも相場の下支え要因となった。ただ、買い一巡後は上値の重い展開となり、短期的な過熱感が利益確定売りの理由とされる状況。銀行、不動産株も下落しており、相場の上値を抑える要因となった。
 今週は米国で重要な経済指標が発表されるほか、週末には日本でも消費者物価指数が発表される。投資家は積極的に上値を買いにくい状況となっており、週末にかけて売り圧力が強まる展開が予想される。特に消費者物価指数に関しては、より警戒感が強まる状況。本日日銀が発表した金融政策決定会合の議事要旨では、消費者物価指数が原油安などの影響により一時的にマイナスに陥る可能性があるという。早期の追加利上げ観測が後退する一方で、本格的なデフレ脱却期待も後退し、日本経済に対する危機的な見方が台頭する恐れがありそうだ。結果的にポジティブ、ネガティブどちらで反応するかは不透明だが、週末のCPIが要注意であることは間違いないであろう。
 日経平均の日足チャートでは十字足が出現した。強弱感が対立していることを示唆しており、株価の方向性は乏しい状況となっている。また、先週末の上昇で上方の窓を埋めており、「窓理論」では売り転換となっている。しかし、この売り転換の信頼度は低く、その後再び窓を空けて上昇する可能性は高そうだ。現時点では売りポジションを継続とするが、買いシグナルが出現した場合には即座に買い転換としたい。この場面で一番やってはいけないことは、大きな上昇相場を取り逃がすこと。今度窓を空けて上昇した場合には、2万円の大台が視野に入ってくる。一時的にマイナスが出たとしても、その後のプラスで取り返せれば良いと考える。
 中学校時代のサッカー部でのエピソード。顧問の先生に「コラッ黒岩~!何でボールを追いかけない!」と怒られたことがあった。その顧問の先生は、私がボールを追いかけることを諦めたように見えたのだ。確かにその時は追いかけることを諦めた。しかし、その顧問の先生の口癖は「取られたら取り返せ!サッカーはボールを取られるのが当たり前のゲームだ。」であったのだ。――なるほど。「取られたら取り返せば良い」か・・・。投資の世界でも同じことが言えるだろう。取られたら取り返せばいいのだ。言い換えれば「過去はまったく関係ない」ということだ。これから未来で最善を尽くせば、そのプロセス全体が「最善」と評価されるのだ。投資家は常に将来だけを見ることを心掛けたい。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 0

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/230-68729251
Listed below are links to weblogs that reference
「強弱感が対立、週末にかけて警戒感台頭」 from 株式市場と経済ニュース

Home > 黒岩の眼 夕刊 > 「強弱感が対立、週末にかけて警戒感台頭」

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ