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米銀、資金繰り緊張続く、FRBへ依存が拡大 銀行間金利高止まり

 米国の民間銀行の資金繰りを巡る緊張が続いている。銀行による公定歩合借り入れが増加し過去最大となるなど米連邦準備理事会(FRB)への依存が拡大。銀行間取引金利の高止まりも続いている。年初来の中小銀行の破綻が3件に上るなど銀行経営の行き詰まりも表面化してきた。株式相場が堅調さを取り戻し米市場では先行き悲観論がひとまず後退しているが、住宅価格下落など金融環境は依然厳しい。
米銀のFRBからの借り入れ ニューヨーク連銀によると、資金繰りに困った銀行がFRBから緊急で借り入れる公定歩合制度を使った融資残高は14日までの一週間の平均残高で、144億1600万ドル(約1兆5000億円)。2001年9月の同時テロ直後の117億4200万ドルを上回り、過去最高を更新した。
 3月のベアー・スターンズ危機後の混乱が収束した4月以降、証券会社の公定歩合借り入れは減少しているが、銀行による借り入れは増加基調をたどっている。
 銀行の借り入れ難はFRBが昨年12月に導入したターム入札制度TAF)の利用残高の増勢にも表れている。この制度は広範な証券を担保にFRBが銀行に資金を貸し出す仕組みで当時利用が進んでいなかった公定歩合制度を代替する狙いで創設した。残高は4月に1000億ドルの上限に到達。FRBは5月に上限を引き上げ、直近の残高は1250億ドルに達している。さらにニューヨーク連銀は15日、昨夏以来三番目の大きさとなる400億ドルを超える資金供給を実施。通常の公開市場操作でも市場の資金繰りへの対応を強化した。
 バーナンキFRB議長は前週の講演で「金融は正常な状態には程遠い」と発言。ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)高止まりなどに警戒感を示した。市場金利の誘導目標である政策金利が2%に引き下げられたにもかかわらず、ドル建てLOIBORは一カ月物で2.5%前後、三カ月物で2.7%前後の高い水準にある。
 市場では1―3月の銀行決算で信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連損失の峠が越えたとの見方もある。だが、底の見えない住宅価格の下落や景気減速で不良債権増加が銀行財務の新たな圧迫要因となり始めている。
 ミズーリ州のヒューム・バンク、ダグラス・ナョナル・バンクに続き、アーカンソー州のANBファイナンシャルが9日、商業用不動産融資の焦げ付きなどで破綻に追い込まれた。米連邦預金保険公社(FDIC)は昨年末時点で76行を問題銀行と認定、業務改善を求めており、今後も中小銀行の破綻が相次ぐ公算が大きい。
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