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開示困難な高リスク資産「レベル3」、米証券4社で31兆円

 ゴールドマン・サックスなど米大手証券四社が2月末(一部は3月末)時点で、時価開示が難しい資産を合計2994億ドル(約31兆円)保有していることが分かった。市場で買い手が付かない住宅ローン担保証券(RMBS)など「レベル3」と呼ばれる資産で、保有額は3カ月で28%増えた。こうした資産は将来の値下がりリスクが見込まれ、各社は信用収縮に伴う追加損失の計上を迫られる可能性がある。
「レベル3」資産残高 「レベル3」は2月末以降の四半期決算から開示が義務づけられた。市場取引が活発な「レベル1」、市場価格が推計できる「レベル2」の時価評価に加え、独自モデルに基づいた「レベル3」の帳簿価格を算出。大手証券がこのほど米証券取引委員会(SEC)に提出した開示額が判明した。今後は銀行も開示する予定で、金融機関全体の「レベル3」はさらに膨らむ可能性がある。
 各社は信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の証券化商品などを、市場で買い手が付かないために時価評価が難しくなったことに伴い「レベル2」から「レベル3」に移管。このため、保有額が急増した。3カ月前の自主開示額に比べ「レベル3」の増加率が最も大きかったのはメリルリンチ。3月末時点で69%増の824億ドルにのぼり、総資産の8%に相当する。
 残高が最大だったのはゴールドマンで、同39%増の964億ドル。不動産担保ローンなどの一部資産を「レベル2」から移管、総資産に対する割合は同二ポイント上昇し8%となった。
 「レベル3」の情報開示で、金融各社が抱える高リスク資産に絞った帳簿価格を把握できる。ただ帳簿価格算定は金融機関の裁量に委ねられ、一時的な時価評価の棚上げにすぎないとの指摘もある。金融各社は市場取引で値段がついた時点で時価評価するが、その際巨額の評価損の計上を迫られる恐れがあるからだ。
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