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東証7日ぶり小反発 自律反発、ファンド売りで一時下落

 20日の東京株式市場日経平均株価は7営業日ぶりに小反発した。終値は前日比1円9銭(0.01%)高の1万5031円60銭だった。前日までの6日続落で自律反発機運が高まり、主力株の一角に買いが入ったことが上昇につながった。メガバンク3行が米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の対策基金への融資枠設定を見送ると伝わり、銀行など金融株が上昇したことも相場全体を下支えした。ただ、前日同様にファンドの換金売りが出たため、後場は下落に転じる場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も7営業日ぶりに小反発した。
 前場は前日のシカゴ市場の日経平均先物2008年3月物(清算値)が大証大引けを大きく上回ったことなどを手掛かりに、日経平均の上げ幅は100円を超えて始まった。ただ、米国経済の不透明感などを背景に積極的に上値を追う動きが限られた。東証1部の売買代金は概算で1兆9952億円、売買高は16億6743万株と薄商いだった。値上がり銘柄数は341にとどまった。値下がりは1295、変わらずは86だった。
 新規の手掛かり材料に乏しい上、今晩に米国でベアー・スターンズ決算や、12月フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数などの発表を控え、警戒する声も聞かれた。日銀は金融政策決定会合で金融政策の現状維持を全員一致で決定、午後零時51分ごろに伝わったが、直後の相場への影響はほとんど見られなかった。
 市場では、「一部の主力株は健闘しているが、値下がり銘柄数が圧倒的に多い。買い手不在の中、年内処分売りの動きが続いている」(準大手証券投資調査部)、「現物がかなり弱く、先物で突っ張っても裁定買いが入らず、重症だ。ファンドの換金売りか、個人の処分売りかは不明だが、流動性の薄い中、売り圧力に押し切られている。体感温度では、下げ幅が100円を超えるイメージだ」(中堅証券デリバティブ担当)との声が聞かれた。東京外国為替市場では、1ドル=113円台前半(前日終値は113円24銭)で取引されている。
 ミレアHD<8766.T>、T&DHD、三住海上、損保ジャパンなどの保険株が継続物色され、東証の業種別株価指数で保険が値上がり率トップ。サブプライムローン対策基金に対する融資枠設定見送り方針と報じられた三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>の3メガバンク株も底堅く推移した。相互に株式追加取得を正式発表した新日鉄<5401.T>、住金、神戸鋼の3銘柄をはじめ、JFE、大和工などの鉄鋼株も高い。三菱商<8058.T>、三井物、住友商など大手商社株もしっかり。清水建<1803.T>、鹿島、青木あすなろなど建設株の一角も強含んだ。大東建<1878.T>は一時ストップ高に値上がり率トップに浮上したが、非公開化に関する報道の真偽確認のため、午後1時54分から一時売買停止がとられた。
 個別では、三菱UFJ<8306.T>がTOB(株式公開買い付け)結果発表、出資比率51.1%に上昇のKABU.C<8703.T>や、テンプスタフ、ケミファ、バンテックH、プロネクサスなどが高い。
 半面、トヨタ<7203.T>、ホンダ、スズキ、いすゞなどの自動車株がさえず、TDK<6762.T>、ソニー、キヤノン、東エレク、東精密、HOYAなど値がさハイテク株の一角も売られた。SUMCO<3436.T>が株式分割後の安値を切り下げ、リンナイ、住生活G、洋シヤタ、トーカロ、アルファCoなど金属製品株には安いものが目立った。住友鉱<5713.T>、DOWA、東邦鉛、フジクラなどの非鉄金属株も停滞。帝人<3401.T>、東レ、三菱レ、富士紡HDなどの繊維株もさえない。個別では、3~11月期決算(非連結)で経常益7.6%減のイオンファン<4343.T>がストップ安後に同値比例配分となり、値下がり率トップ。08年5月期連結で一転経常益19%減見通しを受け、きのうストップ安比例配分の日化薬<4272.T>も一時ストップ安。ホソミクロン<6277.T>が資本提携を解消と報じられた栗本鉄<5602.T>や、ドワンゴ、ニチアス、イハラケミなども安い。
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