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「下方の窓がターゲット、米時間外は上昇も・・・」

 昨日の米国株式相場は続落。ダウ工業株30種平均は71.86ドル安の13912.94ドル、ナスダック総合指数は16.14ポイント安の 2763.91ポイントとなった。前日バーナンキFRB議長が住宅市場の一段の低迷を示唆したほか、ポールソン財務長官も住宅金融市場は米経済にとって深刻なリスクであると発言。ダウの下落幅は一時100ドルを超える場面もあった。ただ、原油先物相場の上昇でエネルギー関連株には買いが優勢。全体相場は下げ渋る動きとなっている。また、シカゴ日経平均先物(CME)は16960円。大証終値(通常取引)と比べて170円安の水準で取引を終了。
 一方、取引終了後に発表されたインテル、ヤフーの決算は共に市場予想を上回っており、時間外取引でそれぞれ急伸。他のハイテク、IT関連株にも波及しており、ナスダック100先物が20ポイントほど上昇している。米通常取引で主要株価指数は軟調に推移したものの、米時間外取引で巻き返したことで、東京株式市場には一応の買い安心感が広がりそうだ。
 ただ、個別銘柄の好業績の発表が、全体相場に与える影響は限定的であろう。米住宅市場の減速に伴う景気後退は免れず、株価は下落歩調を辿ると見られるからだ。NYダウ、ナスダックのチャート形状も天井を形成した形となっており、今後は上値の重い展開が予想される。一時的に戻る場面があったとしても、再度売り直される可能性は高いであろう。
 また、国内では政府税調が証券優遇税制を廃止の方針を固めたことで、株式相場を押し下げる要因となろう。配当軽減税率の10%が本則の20%に戻ることで、配当割引モデル(DDM)における理論株価をおよそ10%押し下げることになるからだ。ただ、「ねじれ国会」の影響などで、この決定が流動的になる可能性はある。最終的な決定は「継続」となると思われるが、本日はこの報道に関して市場はネガティブに反応すると思われる。
 本日の日経平均はやや軟調なスタートが予想される。米時間外取引でハイテク株などが上昇したものの、米住宅市場の減速懸念などから投資家心理が悪化。週末のG7などに対する警戒感も残り、様子見ムードの強い相場展開になると思われる。日経平均の日足チャートでは下方の窓(16899.84円- 16986.38円)がターゲットになり、この窓に向けて下落する展開か。一時的に上昇したとしても上方の窓(17283.05円―17292.13円)が上値を抑え、基本的にはボックス相場の色合いを強めそうだ。直接下方の窓を目指すか、それともワンクッション置いて下方の窓を目指すか、どちらかのパターンになると思われる。ポジションは売り。下方の窓到達まで「待ち」の状態である。
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