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「米株高を受け買い先行も、イベント多し」

 先週末の米国株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は77.96ドル高の14093.08ドル、ナスダック総合指数は33.48ポイント高の 2805.68ポイントとなった。9月の小売売上高が市場予想を上回ったほか、グーグルなどのハイテク株が堅調に推移。原油先物相場の上昇もエネルギー関連株を押し上げる形となった。シカゴ日経平均先物(CME)は17510円。大証終値(通常取引)と比べて170円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。先週末の下落に対する反動が出ると思われる。
 先週末の東京株式相場は反落となった。週末要因で買い手控えムードが強かったほか、前日までの上昇によって高値警戒感が台頭。アジア株の下落も投資家心理に悪影響を及ぼし、相場を押し下げる要因となった。本日は米国株式相場の上昇、円安基調などを背景に上値を試す展開が予想される。日経平均の日足チャートでは上方の窓(17488.97円-17678.98円)を埋めに行く形となり、その際に窓を空けて上昇するかが焦点となりそうだ。
 現在は「窓理論」で売り継続となっている。しかし、壁理論の代替である傾斜指数は+100%、軸理論の代替である理論株価は17933円(午前8時現在)を示しており、3.7%ほど上昇余地がある。つまり、「窓理論」が売りなのに対して、他の「壁理論」「軸理論」は買いを示しており、事実上「2勝1敗」で買いの状態であるとの判断だ。株価が上がりやすいのは自明の理であろう。
 従って本日は「窓理論」でも買いとなるかが焦点。もし、窓理論で買い転換となれば、「3勝0敗」となり、自信を持って買いポジションを取ることができる。上方は3つの窓が空いており、ただでさえ株価を引き寄せやすい状況。3つめの窓上限である18124.74円までの上昇が可能であると思われ、短期的には最大で800円程度の上昇余地があると考えたい。
 しかし、日本株の上昇はあくまでも「リバウンド」であり、その後の持続的な上昇が見込めるものではない。利下げ期待の強い米国株式相場によって日本株が牽引されている部分が大きく、米国株式相場が失速すれば、簡単に上昇相場が終了する可能性がある。米トムソンの調べでは、米主要500社の 7―9月期の純利益は5年半ぶりに減少に転じる見通し。今週は米ハイテク、金融機関の四半期決算が目白押しなだけに、「意外な下方修正」によって株価が押し下がる可能性もある。NYダウ、ナスダック総合指数も前日の高値を突破したわけではなく、「天井のシグナル」が引き続き有効なのかもしれない。サブプライムローン問題が実体経済に徐々に浸透しており、早晩株価も下落方向で反応しそうだ。日本株の上昇にも限界があり、売りポジションを維持しながら、その強弱感を探りたいところだ。
 今週は米主要企業の決算発表のほか、本日開幕する中国共産党大会、週末のG7など、重要イベントが盛り沢山となっている。中国では貿易黒字によるカネ余り是正が焦点。G7ではサブプライムローン問題やヘッジファンド規制、格付け機関の是非などが議論されると思われる。議論の内容次第では国際マネーの動きに変化が生じ、過剰流動性を背景とした各国の上昇相場が終了するかもしれない。当然、G7前には警戒感が強まると思われ、週末にかけて相場の重しとなる可能性もある。力いっぱいは買えない場面だ。
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