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バルチック指数10000突破 外航海運の運賃高騰

 国際貿易を担う外航海運市場で、鉄鉱石や穀物など資源輸送の主力であるばら積み船の運賃や用船料(海運会社が船主から船を借りる賃料)が高騰し、軒並み最高値を更新している。ばら積み船運賃の総合指数、バルチック海運指数(一九八五年平均=一〇〇〇)は十日、初めて一万を超え、過去最高値をつけた。中国やブラジルなどの粗鋼生産拡大で鉄鉱石や石炭といった資源輸送の需要が急拡大する一方、貨物船の供給が追いつかないことが騰勢の主因だ。
 運賃の騰勢は鉄鋼原料や穀物など輸入価格上昇の要因となりそうだ。ただ日本の製鉄や電力会社などは海運会社と長期契約を結んでいる場合が多く、影響は緩やかに表れる見込み。海運業界関係者の間では、運賃はさらに騰勢を強めるという見方と、そろそろ天井が近付いたとの見方に分かれている。
バルチック海運指数 バルチック海運指数は四営業日連続で最高値を更新し、十日は前日比三五八ポイント高い一万二一八と一九八五年の算出開始以来、初めて一万を超えた。同指数は四月に六〇〇〇に乗せた後、騰落を繰り返しながら急ピッチで上昇している。ばら積み貨物船の運賃はこの四半世紀でほぼ十倍になった計算だ。
 同指数は株式市場でも注目されている。海運会社の業績の先行きを判断する材料になるため、海運株は同指数に連動しやすい。バルチック海運指数の上昇とともに、海運株は騰勢を強め、商船三井株は十月四日に千九百三十円まで上昇、上場来高値を更新した。
 国際指標となる米メキシコ湾岸から日本向けの穀物運賃は現在、一トン一〇九ドル前後。昨年同時期と比べ二倍以上に高騰している。ブラジルから日本や中国などへ向かう鉄鉱石運賃は同八二ドル前後と昨年同時期の二・五倍。同六〇ドル弱とみられる鉄鉱石の本体価格を大幅に上回った。
 海運会社や資源輸出会社がばら積み貨物船を借りる用船料も高騰し、鉄鉱石や石炭を運ぶ積載重量十五万トン超のケープ型用船料(太平洋水域)は現在、一日当たり一七万―一七万五〇〇〇ドル。石炭や穀物輸送に使う七万トン級のパナマックス型用船料(同)が八万五〇〇〇―九万ドル。いずれも年初の二・五倍だ。
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