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「売りポジションは継続、機械受注、決定会合の結果に注目」

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は85.84ドル安の14078.69ドル、ナスダック総合指数は7.70ポイント高の 2811.61ポイントとなった。前日発表されたアルコアの決算が嫌気されたほか、ボーニングが新型航空機の納入を遅らせると発表。航空機関連銘柄に売りが出て、ダウを押し下げる要因となった。しかし、ハイテク株に対しては買いが入り、ナスダック総合指数は連日の高値更新となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17280円。大証終値(通常取引)と比べて50円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場はシカゴ日経平均先物の上昇を好感して買い先行の展開を想定。上値を試すものと思われる。
 しかし、本日は寄り付き前に機械受注の発表が予定されており、この指標次第では寄り付きの水準が大きく変化しそう。市場コンセンサスは前月比6.2%減となっており、この数値を基準に市場の評価は分かれそうだ。また、本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。おそらく後場の早い段階で判明するとみられ、市場予想通り「利上げ見送り」となりそう。ただ、市場の注目ポイントは、「何人の審議委員が利上げに賛成したか」ということ。複数人数の賛成となれば、市場では早期利上げ観測が浮上。円相場の上昇を通じて、株価にマイナスのインパクトを与えそうだ。
 日経平均の日足チャートでは17200円付近が壁として意識されている。本日の各イベントによって、この壁を突破できるも焦点となりそうだ。もし、突破に失敗すれば、下方の窓(16899.84円-16986.38円)埋めが予想される。一時的な値幅調整に突入する可能性があり、株価の下ブレには十分に注意したい。
 本日の日経新聞朝刊では、証券税制と消費税に関しての記事が掲載されている。証券税制に関しては、自民税調会長が08年度末までに期限切れを迎える軽減税率の存続を示唆。消費税に関しては、増税論者である「与謝野―谷垣ライン」が自民党内での勢力が優勢なことを伝えている。株式相場にとっては強弱感が入り乱れる形となっており、市場評価は微妙な情勢だ。ただ、雰囲気としては、消費税引き上げが規定路線となるなか、証券税制の優遇期間がどこまで引っ張れるかがポイントとなりそう。衆院解散が近いとささやかれるなか、株式相場にダメージを与えない形で消費税がどのように引き上げられるかも焦点となりそうだ。まさに「だるまさんが転んだ状態」であり、気付かれないうちにどれだけ鬼に近づけるかが焦点となる。
 現時点でポジションは売り継続で良いだろう。明確な方向性が見えてこない状況下では、積極的な買いポジションはとれないからだ。明日オプションのSQを控えていること、また、米国では小売売上高、卸売物価指数などの重要な経済指標発表を控えており、引き続き様子見ムードが強まりそうだ。壁突破の可能性は低く、明確な買いサインが出るまでは現状ポジションを維持するしかないだろう。米株高は所詮「利下げ観測」を背景とした短期的な要因。インフレに対する警戒感が強まれば、徐々に利下げ期待は後退する。株価が大きくネガティブに反応することが予想され、その最悪パターンを想定したポジションが必要と考える。11月はヘッジファンドの決算月となっている。恒例の仕掛け売りが出る可能性もあり、その点にも十分に注意したい。とにかく買えない状態である。
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