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「調整が必要な場面、売りポジションは継続」

 本日の日経平均は17.99円高の17177.89円で取引を終了した。米国株式相場の上昇を好感して買い先行のスタートとなったものの、買い一巡後は上値の重い展開。市場には高値警戒感と様子見ムードが広がっており、積極的な買い手が不在。日経平均は昨日同様、伸び悩む動きとなり、この付近での売り圧力の強さを示唆している。業種別東証株価指数では鉱業、空運業などが上昇。ゴム製品、銀行業などが下落となった。
 本日の東京株式相場は上値の重い展開となった。米国株式相場の上昇を受けて買い先行となったものの、その後は買いが続かず。明日の日銀金融政策決定会合の結果や機械受注統計、週末の米小売売上高の発表を控えて、様子見ムードの強い相場展開となった。また、新興三市場の主要株価指数が軒並み下落しており、短期値幅取り狙いの個人投資家のマインドが低下。全体相場に悪影響を及ぼしたようだ。中国上海市場などアジア株は総じて堅調な推移となったが、日本株に好影響を与えるには至らなかった。
 日経平均の上値の重さが鮮明となるなか、改めて17200円処の壁が意識される展開となっている。この壁は「テクニカルの壁」の可能性が高く、一時的な株価下落が必要な様子。下方の窓(16899.84円―16986.38円)までの調整も考えられ、ポジションは「窓理論」に従って「売りを継続」するしかないだろう。理論株価は17940円となっており、4.2%ほど割安との評価。傾斜指数もプラスを維持しており、60日ベースでの需給は良好との判断となっている。しかし、10月3日の上昇時に出来高が増加しており、結果的にこの出来高増加が「テクニカルの壁」を形成しているとみられる。調整余地は残されており、今週末までに最大で300円程度の下落を覚悟しておいたほうが良いだろう。
 明日の日銀金融政策決定会合では政策金利の引き上げは見送りになると思われる。世界を震撼させたサブプライムショックの傷が完全に癒されるまで、日銀は刺激的な行為を取ることができないと思われるからである。ただし、現状維持に対する反対票が水野審議委員の1票だけでなく、何票に増えるかも注目される。利上げのタイミングを占う上で市場は注目しており、予想以上の反対票(4票以上)が集まれば、市場にネガティブサプライズが起こるであろう。それは円相場の上昇を通じて、輸出関連株の下落へと伝播。全体相場を押し下げる要因となる。
 最近の値動きを見て、「そろそろまずいかも・・・」と感じている投資家は多いことだろう。値動きがだんだん悪くなっており、戻り売り圧力の強さを痛感しているからだ。現時点でひとつだけ言えることは、今回の相場はあくまでも「リバウンド相場」ということ。中国株のように自律的かつ積極的に上昇しているのではなく、単に「下落に対する反動」ということだ。だから必要以上の上昇を望んではいけない。尻尾まで全部食べようとすると、必ず異物が喉に引っ掛かることになる。呼吸困難に陥る危険もあり、無茶食いだけは避けたほうが良い。

 久しく通勤電車には乗っていないが、朝のラッシュアワーといえば壮絶なものがある。特に埼京線の混み具合は中途半端ではないと聞く。改札付近のドアには人が殺到し、まさにギュウギュウ詰め状態。身動き取れない状態であり、日々苦痛な時間を味わっている人も多いであろう。でも、そんなときちょっとした時間の余裕があれば、乗り込むドアを変えるとか、1本電車を遅らせるとか、幾つかの緩和手段は考えられる。余裕がない人間ほど強引に乗り込もうとし、他の人に迷惑をかけるものなのだ。
 でも、どうしても急ぎの用のときは強引に乗り込むしかない。もし自分が乗るスペースがなかった場合には、他の人を引きずり出してまで乗り込まなければならないのだ。そんな無茶なことが出来るかどうかは知らないが、ひとつの解決策としては有効ではあろう。つまり、これが「値幅調整」である。強引な下落によって需給が緩み、再び上昇できる態勢が整うということだ。
 それに対して「次の電車を待つ」という行為は「日柄調整」である。空いている車両が来るまで待ち続けるのであり、ある意味「忍耐強さ」が必要だ。投資家の多くはこれが出来ず、すぐに投げ出してしまう。多少値動きが悪いと諦めてしまうのである。
 投資の神様はあなたの投資行動をちゃんと見ている。我慢のできない忍耐力のない人に対してはそれなりの仕打ち、株価下落をお見舞いしてくれるのだ。売り方に対してはもちろん踏み上げが待っている。明日、満員電車に乗るとき(17200円の壁にトライするとき)、もう一度、自分の相場に対する考え方、姿勢を問いただしてみよう。神様に見放されるような行為をしていないか・・・。
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