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「米株高を受け買い先行、窓をキープできるか」

 昨日の米国株式相場は大幅高。ダウ工業株30種平均は120.80ドル高の14164.53ドル、ナスダック総合指数は16.54ポイント高の 2803.91ポイントとなった。FOMCの議事要旨で反対メンバーがゼロだったことから、市場では追加利下げ観測が台頭。主要株価指数は軒並み上昇となった。ダウは最高値を更新、ナスダックも6年半ぶりの高値となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17310円。大証終値(通常取引)と比べて 110円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。上値を試す動きになると思われる。
 昨日の日経平均は引けにかけてやや伸び悩む形となり、ローソク足では上ひげが出現。17200円付近での上値の重さを示唆している。全般的に手掛かり材料難であり、積極的に上値を買い進む投資家は少なかった。朝方空いたチャート上の窓も引けにかけて埋める形となっており、相場に力強さがないことを示唆。「窓理論」においても「売り継続」となっており、ポジションを転換できないままとなっている。
 本日は昨日同様、窓空け上昇となった後、その窓を大引けまでキープできるかが焦点となりそうだ。もしキープできなかった場合には、改めてこの付近での上値の重さを示唆。下方の窓(16899.84円―16986.38円)を埋める動きが現実のものとなるだろう。逆に窓空けをキープした場合には、下方の窓は「埋めない窓」として認識。大引け後に「窓理論」では買い転換となり、上方の複数の窓を連鎖的に埋める可能性が高まる。現時点では売りポジションを継続とし、相場の強さを確認する必要があると思われる。
 ただ、仮に相場の強さを確認できたとしても、上値の限界値は上方の窓上限である18124.74円。短期的にこの水準まで上昇すれば十分ではあるが、リバウンド相場の終了タイミングは着実に近付いていると考えたい。その理由のひとつは、米国株式相場の上昇パターンが「利下げ期待」が背景となっており、本来株価が中長期的に上昇する「景気回復」ではないからだ。景気悪化局面において利下げ期待で上昇しているのであり、この上昇相場は「短命」に終わると考えたい。米FF金利先物から計算される利下げの織り込み具合も35%程度であり、実際には徐々に利下げ期待が後退している。米主要株価指数は一気に梯子を外される可能性があり、日本株においても警戒モードは続いていると考えたい。相場の強さを再確認するまでは手出し不要であると思われる。
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