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「米株高、円安などを好感、ひとまず上昇も・・・」

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は22.28ドル安の14043.73ドル、ナスダック総合指数は7.05ポイント高の 2787.37ポイントとなった。全般的に利益確定売りが出やすい状況であったが、ハイテク株はグーグルの600ドル台の乗せなどを好感。ナスダック総合指数は連日の年初来高値更新となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17290円。大証終値と比べて160円高の水準で取引を終了している。従って本日の日経平均はシカゴ日経平均先物にサヤ寄せからのスタートを想定。上値を試す動きになると思われる。
 先週末に発表された米雇用統計では、9月の非農業部門の雇用者数が前月比11万人増加。市場予想を上回っており、市場には買い安心感が広がった。7月、8月の雇用者数も大幅に上方修正され、サブプライムローン問題が米雇用に与えた影響は限定的との見方が台頭。株式相場の上昇へとつながった。しかし、雇用者数の増加幅は明らかに減少傾向にあり、米住宅価格の持続的な下落も懸念される状況。米経済において個人消費の比率は非常に高く、中長期的な住宅価格の下落が消費減退につながるとの見方は避けられないようだ。
 ただ、米国市場は早期利下げ期待や米大手銀行のサブプライムローンに絡みの損失発表によって、環境は徐々に改善している。米国株の上昇に加えて米ドルも上昇しており、一時的なショックは和らぎつつあるようだ。日本株もこの流れを受けて、本日は買い先行の動きが期待できそう。円相場も1ドル= 117円半ばでの推移となっており、輸出関連株には追い風となりそうだ。日経平均の日足チャートも下方の窓を埋めずに上昇するとみられ、軸が若干上向きに傾いている可能性がある。本日の朝方の上昇で窓を空け、また、その窓を終値までキープできるかが焦点となりそうだ。17200円の壁を取り払うことができれば、短期的には上方の大きな窓(17454.59円-17678.98円)に向けて騰勢を強めることになりそう。現時点ではポジションを「売り」としながらも、終値ベースでその強弱感を判断。もし、ポジション変更が必要ならば、大引け後に決定することにする。
 今週は日米ともに決算発表が相次ぐ。国内は百貨店やコンビニなどの小売各社が中心となるが、改めて国内景気(内需)が意識される展開となりそう。資源・商品価格の上昇などで生活必需品の価格は上昇傾向にあり、消費者は生活しづらい状況になりつつある。参院の与野党逆転による「ねじれ国会」も、暫定的な関税引き下げ法案の期限切れ懸念を強めつつある。物価上昇要因として意識され、小売各社の企業業績に悪影響を与えそうだ。決算発表で一時的な「悪材料出尽くし感」が漂っても、国内景気はまだまだ厳しい状況が続きそう。株価の値動きに騙されずに、しっかりと内容を見極めたいところだ。
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