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「方向感乏しい、窓理論での判断が難しい局面」

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株30種平均は40.24ドル安の14047.31ドル、ナスダック総合指数は6.12ポイント高の 2747.11ポイントとなった。前日の急上昇に対する利益確定の売りが強まったものの、早期の利下げ観測やM&Aに関するニュースなどが下値を支える形。主要株価指数は下げ渋る動きとなった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17090円。昨日の大証終値(通常取引)と比べて同水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場に方向感が乏しかったことから、前日終値近辺からのスタートを想定。もみ合い相場からの滑り出しになると思われる。
 昨日の日経平均は窓を空けて上昇しており、強気相場が継続していることを示唆。上方の窓(16948.96円-17148.95円)が株価を引き寄せており、ある意味「自然体」の動きであったと言えよう。本日は朝方から方向感の乏しい展開が予想され、強弱感が対立しそう。上下の窓(17072.67円-17148.95円、16899.84円―16996.38円)に挟まれた形となっており、「窓理論」での判断が難しい局面と言えそうだ。
 仮に寄り付きが前日終値近辺だった場合、本日の終値ベースで考えられる「窓理論」のパターンは全部で5つ。1つ目は、「上下の窓をまったく埋めないパターン」。これは状況に変化がないと判断し「買い継続」となる。2つ目は、「上方の窓だけ埋めるパターン」。これは目標達成感が強いと判断し「売り転換」となる。3つ目は、「下方の窓だけ埋めるパターン」。これは調整一巡感が強いと判断し「買い継続」となる。4つ目は「上下の窓を埋め(順不同)かつ陽線のパターン」。これは目標達成感が強いと判断し「売り転換」。5つ目は「上下の窓を埋め(順不同)かつ陰線のパターン」。これは調整一巡感が強いと判断し「買い継続」となる。あらゆるパターンが想定でき、「窓理論」の判別が難しい一日となりそうだ。
 ただ、全体相場は総じて楽観的なムードが広がるなか、強含みの動きを想定したい。欧米大手銀行のサブプライムローンに絡む損失発表で悪材料出尽くし感が漂っているほか、欧米株、アジア株の上昇が顕著となっている。商品・資源価格の上昇によるインフレ懸念は残るものの、世界的な資金供給の流れに変化はなく、株価はポジティブな反応を示しそうだ。週末の米雇用統計というイベントリスクはあるものの、投資家はリスクに対して徐々に鈍感になりつつある。好材料は素直に好感し、また、悪材料もアク抜けという形で評価し、株価は上昇しやすい状況にあるようだ。本日も出遅れ銘柄、好業績銘柄を物色する流れが継続し、全般的に強含みの動きが期待できそうだ。よってポジションは買い継続。終値ベースでの「窓理論」の判断待ちと考えたい。
 なお、個別銘柄に関しては、米シティの日興完全子会社化で日興株の上場廃止が視野に。同社は日経225採用銘柄であり、その代替銘柄としてSBI、松井証券、ふくおかなどが物色されると考えたい。
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