Home > 黒岩の眼 朝刊 > 「米株は大幅高、不安心理は後退へ」

「米株は大幅高、不安心理は後退へ」

 昨日の米国株式相場は大幅高。ダウ工業株30種平均は191.92ドル高の14087.55ドル、ナスダック総合指数は39.49ポイント高の 2740.99ポイントとなった。UBS、シティが相次いで巨額損失を発表したものの、市場は「悪材料出尽くし」との見方。景気減速に対する警戒感より、FRBによる早期利下げ観測が高まり、株価指数は軒並み上昇となった。ダウは過去最高値を更新。ナスダックも01年以来の高値更新となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は17115円。大証終値(通常取引)と比べて265円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。大幅高からスタートするものと思われる。
 また、外国為替市場では円相場が1ドル=115円台後半での推移。輸出関連株にも買い安心感が強まると思われ、全体相場を押し上げる要因となりそうだ。グリーンスパン前FRB議長が「サブプライムローン問題は終息に向かっている」と発言したことも、株式相場にはプラスに作用するだろう。
 さらに昨日民営化された「郵政」に関しても、大量の株式買いが期待されている。今春以降、民営化のために金銭信託の残高が大幅に縮小されており、民営化以降はこの買い戻しが期待できるとの観測だ。推定2兆円程度の買い余力があるとの試算もあり、株価を押し上げる大きな要因となりそうだ。
 一方、日経平均の日足チャートでは本日の買い先行で17000円の大台を回復することが期待される。窓を空けて上昇することになり、強気相場が継続していることを示唆。ここから18000円までは出来高が少ない「真空地帯」であり、さらに株価が上昇することも予想される。上方の複数の窓を連鎖的に埋める可能性があり、一時的に株価が上方にオーバーシュートすることも考えられよう。
 しかし、不安材料がまったくないわけではない。民主党税調会長が「証券優遇税制を廃止する」と発言しており、もし実現されれば、株価にとってネガティブな材料となりそう。また、欧米銀行の巨額損失発表も、完全に打ち止めとは考えづらい。表面化していない損失も大量に抱えていると思われ、今四半期以降の決算も注視しなければならない。さらには金融危機を回避するための米利下げが思わぬインフレを招くという危険性もある。商品バブルや新興国バブルを生み出す可能性があり、中長期的な株安要因として意識される展開も。上昇相場は「一時的」と割り切り、引き続き「買い」に対しては慎重な姿勢を崩さないようにしたい。本日は買いポジションを継続とし、寄り付き時点で空けた窓を維持できるかに注目したい。
  • はてなブックマーク
  • Twitter
  • Facebook

Trackback+Pingback: 1

TrackBack URL for this entry
http://nikkei225kuroiwa.blog.fc2.com/tb.php/1226-7ae57e1b
Listed below are links to weblogs that reference
「米株は大幅高、不安心理は後退へ」 from 株式市場と経済ニュース
Trackback from 株の情報提供します 2007-10-02 Tue 11:58:29

株 comの最新ニュース!

本日の気になる株の情報提供します!「米株は大幅高、不安心理は後退へ」昨日の米国株式相場は大幅高。ダウ工業株30種平均は191.92ドル高の14087.55ドル、ナスダック総合指数は39.49ポイント高の 2740.99ポイントとなった。UBS、シ (more…)

Home > 黒岩の眼 朝刊 > 「米株は大幅高、不安心理は後退へ」

リンク

管理者ページ

スポンサードリンク
証券口座開設
ブログランキング
  • にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報
  • 人気ブログランキング
カウンター

この日記のはてなブックマーク数

↑ページの先頭へ