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「上値トライ、窓埋めの経緯を見守る」

 昨日の米国株式相場は小幅続伸。ダウ工業株30種平均は34.79ドル高の13912.94ドル、ナスダック総合指数は10.56ポイント高の 2709.59ポイントとなった。米新築住宅着工件数が市場予想を下回ったものの、FRBによる利下げ観測は根強く、株価指数は堅調な推移となった。また、FRBが短期金融市場に資金供給したことも、買い安心感へと繋がった。シカゴ日経平均先物(CME)は16960円。大証終値(通常取引)と比べて 100円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。引き続き上値を試す動きになると思われる。
 昨日の東京株式相場は買い先行から一段高の展開。内需関連株に見直し買いが入り、相場の牽引役となった。また、円相場が下落したことや、外国人投資家の買い観測も安心感に繋がる形。売り方の買い戻しを交え、引けにかけて上値を試す動きとなった。
 本日の東京株式相場は上値トライからスタートとなりそうだ。米住宅指標が悪い数字であっても、「ほぼ織り込み済み」との評価から株価は上昇。打たれ強い相場環境となっており、市場に免疫力が付いているようだ。米国株の上昇に追随する形で日本株の上昇も期待でき、投資家にはさらに楽観的なムードが広がるであろう。期末のドレッシング買いへの期待もあり、株価は上値を試すものと思われる。
 しかし、朝方の買い先行で日経平均が上方の窓(16948.96円―17148.95円)に到達した場合には、一旦目標達成感が強まる可能性がある。短期的な過熱感が強まることで、利益確定の売り、戻り待ちの売りが優勢になることが予想されるからだ。もし、軸が水平に近い形であるならば、上方の窓が短期的な上値の限界値となる。ローソク足で「上ひげ」もしくは「かぶせ足」が出現し、短期的な天井を示すことも予想される。
 その一方で、連日の窓空けとなった場合には、上記のシナリオは消滅する。軸が上向きである可能性が高まり、さらに上方の窓を目指す可能性が高まるからだ。従って、現時点では「買いポジション」を維持しながら、上方の窓埋めの経緯を見守る必要がある。弱気のチャート形状が出現した場合には素直に売り転換、強気形状が出現した場合には買い継続とすれば良いのだ。
 本日の東京株式市場は市場環境の良好さを背景に、積極的に個別銘柄が物色されそうだ。三菱重工の中国原子力発電機器市場への参入、ビクターの薄型液晶テレビ開発など、個別材料には事欠かない。新興市場の復活も鮮明となっており、個人投資家を中心に物色意欲が高まりそうだ。
 ただ、注意しなければならないのは、サブプライムローン問題に絡む「本物の爆弾」はまだ投下されていないということだ。福田新首相のもとでの消費税引き上げ論議、さらには証券優遇税制の延長問題などもあり、株価にとってネガティブな材料が目白押しとなっている。リバウンド相場に安堵するのではなく、常に「次の一手」を考えておく必要がありそうだ。
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