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「上方の壁突破か!?上昇幅拡大も」

 昨日の米国株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は99.50ドル高の13878.15ドル、ナスダック総合指数は15.58ポイント高の 2699.03ポイントとなった。GMの労使交渉決着が好感されたほか、ウォーレン・バフェット氏らのベアー・スターンズ出資報道が相場を押し上げる形。引けにかけて金融株を中心に上値を試す展開となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は16605円。大証終値(通常取引)と比べて105円高の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場の上昇を好感して買い先行の展開を想定。上値を試す動きになると思われる。
 昨日の東京株式相場は内需株中心に上値を試す動きとなった。特に新興市場銘柄の上昇が顕著となっており、下落率が大きかった銘柄に対して見直し買いが入っている。個人投資家の物色意欲の大きさを示しており、ある意味「典型的な循環物色」の様相。理想的な上昇相場のパターンであり、今後も持続的な上昇が期待できそうだ。
 日経平均の日足チャートでは5日移動平均線がサポートラインとなり、堅調なリバウンド相場が持続している。サブプライムローンに絡む悪材料も目立たなくなり、投資家のリスク許容度が徐々に増しているようだ。期末の資金繰りの影響で短期金利の上昇が顕著となっているが、そのことはほぼ織り込み済み。実体経済に与える影響は限定的であり、目先はリバウンド相場が継続しそうだ。本日は米国株式相場の上昇、円相場の下落など外部環境が良好でおり、市場全体に楽観的なムードが広がりそう。チャート上の重要な節目であった16500円の壁を突破できれば、一気に上昇スピードが加速しそうだ。
 しかし、市場の楽観的な雰囲気とは裏腹に、着実に危険は迫っている。特に米国のインフレ進行は危機的であり、物価上昇による将来的な景気減速が懸念される。一連の商品市況の上昇も安全資産からの逃避、特に米国債からの逃避が要因であり、米国に対する信用が揺らいでいることを示している。米金融機関に対する大量資金供給の必要性の一方で、インフレという魔物を退治する必要があり、米金融当局は難しい舵取りを迫られている。もしインフレ沈静に失敗した場合には「キャピタルフライト」という悲劇的な結末も控えている。その危険性を念頭に置きながら、現在の買いポジションを維持しなければならないだろう。「いつでも逃げ出せる態勢」――これが重要ということだ。
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