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「買い継続、慎重姿勢は崩さず・・・」

 本日の日経平均は34.01円高の16435.74円で取引を終了した。朝方から海外発の材料に乏しく、寄り付きは方向感の乏しい展開。その後も強弱感が対立する形となり、終始小幅な値動きとなった。ただ、内需株の一角、新興市場銘柄は賑わっており、投資家の物色意欲は旺盛。日経平均先物は高値引けとなっており、3週間ぶりの16500円台回復となった。業種別東証株価指数では保険業、ゴム製品、その他金融業などが上昇。鉱業、医薬品、石油石炭製品が下落となった。
 本日の東京株式相場は方向感の乏しい展開となった。買い手掛かり材料に乏しく、投資家の積極的な姿勢が見られない状況。手詰まり感が強くなっており、投機的な資金が新興市場銘柄に向かう形となった。マザーズ指数は8%以上の上昇。ヘラクレス指数も4%以上の上昇となっており、新興市場銘柄に短期的な資金が流入。先駆して上昇していた資源株には売り圧力が強まり、循環物色の動きが鮮明となっている。
 日経平均の日足チャートでは5日移動平均線が下値支持線として機能しており、強気形状が継続している。16500円の大台には達しなかったものの、チャートはかなり煮詰まった形となっている。もし16500円の壁を突破できれば、一気呵成に上昇することが期待される。上方には複数の窓が散らばっており、連鎖的に窓を埋める流れも期待できる。これから訪れるであろう急上昇に期待し、買いポジションは継続とする。
 とはいえ、下値不安が完全に払拭されたわけではない。引き続きサブプライムローンに絡んだ損失拡大懸念は残されており、再度急落する可能性は十分にある。チャートの見た目以上に危険さを孕んでおり、積極的な買いは入れにくい。あくまでも現ポジションは「消極的な買い」であり、値幅狙いのための「仮」のポジションとする。深く考える必要はなく、素直にテクニカル指標に従えば良いのだ。
 「窓・壁・軸理論」では三役揃い踏みの状態が続いている。つまり、窓理論で「買い」、壁理論(傾斜指数)で「買い」、そして軸理論(理論株価)でも「買い」となっているのである。重回帰分析による日経平均の理論株価は15時30分時点で17612円。6.7%程度の上昇余地があることを示しており、今後の大幅高が期待できる。ただし、16900円付近には価格帯別出来高の壁が広がっており、株価上昇につれて需給が悪化する恐れがある。過度な期待をせずに買いポジションを維持すれば良いと思われる。

 おみくじで引いてうれしいのはもちろん大吉である。初詣などで大吉を引けば、今後一年間は無病息災、幸せな人生が待っているのだ。でも、大吉を引いたからといって、手離しに喜んでいいものであろうか。大吉であるが故の不幸は存在していないのであろうか。
 もちろん大吉はおみくじの格では最高峰に位置する。中吉、小吉を押し退け、おみくじ界の王様だからだ。しかし、大吉はそれ以上の格が存在しないという点で致命的でもある。大吉を引いてしまったらそれ以上の幸せは期待できず、ある意味「頭打ち」となってしまうのだ。
 テクニカルの世界でも頭打ち現象は至るところに存在する。ストキャやRSIの100%や、一目均衡表の三役好転がそれにあたる。自論の「窓・壁・軸」でもそれが存在し、現在がその状態となっている。「窓で買い、壁で買い、軸で買い」という極めて幸せなパターンだからだ。しかし、それゆえに楽観しすぎると恐い目に遭う。いつ何時、売り転換となるか分からないからだ。大吉を引いた今こそ、慎重に対処しなければならないのだ。それは博多華丸・大吉の大吉のほうが「アタックチャ~ンス!」と言ったところで同じことである。
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