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「売りスタンスを継続、FOMCなどを警戒」

 昨日の米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は39.10ドル安の13403.42ドル、ナスダック総合指数は20.52ポイント安の 2581.66ポイントとなった。先週末にイングランド銀行が英中堅銀ノーザン・ロック対して救援融資実施を発表。同行から多額の預金が流出しており、信用不安から欧州金融株が下落。米金融株への下落へとつながった。ただ、FOMCでの利下げ期待から下落幅は限定的。テクニカル的なサポート機能もあり、売り一巡後は下げ渋る動きとなった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は16005円。大証終値と比べて85円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場の下落を受けて軟調なスタートを想定。先週末の急上昇に対する反動が出るものと思われる。
 先週末の東京株式相場は大幅高となった。株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出が通過したことに加え、自民党総裁選が福田氏優勢と伝えられ不透明感が解消。市場には買い安心感が広がり、売り方の買い戻しを主体に上値を試す動きとなった。ただ、日経平均は25日移動平均線に上値を抑えられており、チャート的な上昇期待はそれほど高まってはいない。本日下落スタートとなれば上昇ムードに水を差す形となり、再び下値不安が高まるであろう。
 本日の東京株式相場は反落スタートから、下値を試す動きとなりそうだ。先週末、英中堅銀行で取り付け騒ぎが起きているほか、今晩開催される米FOMCに対する警戒感が台頭。市場には不安心理が高まり、投資家の積極的な買いが期待しにくいからだ。また、今週は米金融機関の決算発表が相次ぐ。18 日にはリーマン、20日にはGS、ベアー・スターズの決算発表が予定されており、サブプライムローン問題の影響を見極めたいとの空気が優勢となりそうだ。また、先週末の急上昇の反動が強まり、需給は徐々に悪化すると見られる。日経平均は8月17日の安値(15262.10円)に対する二番底を探る動きになると思われ、一段と警戒を強める必要がありそうだ。
 自民党総裁選については株式相場に与える影響を限定的であろう。今のところ福田氏優勢の流れに変化はなく、市場は福田総裁誕生を既に織り込んでいると見られるからだ。また、福田氏と麻生氏の経済政策に関して決定的な相違はなく、市場は総裁選よりも米国の景気動向、米証券会社の決算内容に注目すると思われる。そしてサブプライムローン問題の影響が徐々に明るみになるなかで、市場は事態の深刻さを徐々に把握。株価はその悲観的なムードを反映し、下落歩調を強めるものと思われる。
 日経平均の日足チャートでは先週末の急騰によって、15500円付近に大きな壁が意識される展開となっている。ある意味ここに「ファンダメンタルズの壁」があるかのようであり、既に底入れを果たしたような形となっている。しかし、「窓理論」においては明確な買いサインは出現しておらず、下値不安が完全に解消されたわけではない。売りポジションを維持する必要があり、再度の急落に備える場面であると考える。米住宅市場の減速は鮮明であり、米国の景気後退は長期化が避けられないと思われる。株価が一時的に上昇する場面があればそれは「天与の売り場」であり、着実に買いポジションを整理すべき。一時的な株価の変動に惑わされず、来るべき暴落に備えるべきであろう。
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