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「買い戻し優勢も、売りポジションは継続」

 本日の日経平均は112.70円高の15877.67円で取引を終了した。朝方は機械受注の上ブレにも関わらず下値を試す動きとなったが、売り一巡後は押し目買いが優勢。テクニカル的な突っ込み警戒感や円高一服などを好感して、後場に入ってからリバウンドを試す動きとなった。ただ、高値圏での売り圧力は強く、大引けにかけてはやや伸び悩む形。世界的な信用収縮懸念は払拭されておらず、積極的に上値を買い進む動きにはならなかった。業種別東証株価指数では鉱業、不動産など多くのセクターが上昇。金属製品、医薬品などが下落となった。
 本日の東京株式相場は値動きの荒い展開となった。寄り付き前に発表された7月の機械受注は市場予想を大幅に上回ったものの、株価は一旦下値を試す動き。米国の景気減速懸念、円高進行などが不安要因となり、投資家は処分売りの動きを強めた。しかし、売り一巡後は押し目買いが優勢。昨日の急落に加えて本日の下落によってテクニカル的な突っ込み警戒感が強まり、一転して押し目買いの動きが優勢。円高進行も一服しており、その後はリバウンドを試す動きとなった。銀行株の切り返しも心理面で好影響を与えたようだ。
 日経平均の日足チャートでは下影陽線が出現。2日連続の下ひげ出現となっており、安値圏での押し目買い意欲の強さを示唆している。しかし、その一方で、上方の窓埋めを拒否する動き。潜在的な売り圧力の強さを示唆しており、依然として「軸」が下向きに傾いている可能性が高い。下値不安は解消されておらず、ここは売りポジションを継続するしかないだろう。
 本日は「9・11」である。6年前のあの忌わしい事件を想起させる日でもあり、全米各地では警戒感が広がりそうだ。サブプライムローン問題を原点とした景気減速も懸念されており、個人消費にも暗い影を落としている。投資心理も不安定になりがちであり、株価は下落しやすい状況と言えそうだ。一部では「欧米の株価指数オプションに大量のプットの仕込みがある」との観測も浮上。FOMC前の警戒感が強い状況なだけに、投資家は不安心理を増長させやすいと言えそうだ。
 一方、国内においても米サブプライムローン問題に加え、テロ特措法延長にからむ政局の混乱、郵政民営化による国債下落懸念など、投資家の不安心理が高まりやすい状況となっている。新興市場の壊滅的な下落も個人投資家の心理状態を悪化させており、悪材料に反応しやすくなっていると言えよう。チャートは完全に暴落モードに突入しており、本日の上昇は短期的なアヤ戻しの可能性が高い。コンデュイットの資金繰り悪化による米投資銀行の損失懸念も浮上しており、楽観的な見方は禁物と言えよう。米ドル安政策による米輸出企業の救済、また、円高進行による為替介入シナリオもあり、日本株に対する下落圧力は当分続くとみられる。一時的な上昇に安心することなく、きっちりと戻り売りを出しておきたい。

 ゲレンデから転落した友人がこんなことを言う。「ちょっと待ってよ~、今から上がるからさ~」――でも、その「命乞い」に対してツレない返答。「行け、行け、行け、無理すんな」――こう言われたら下手っぴ初心者はぐうの音も出ない。渋々と谷底に下り、道なき道を進むしかないのだ。まるで親離れした子ライオンのようにトボトボと・・・。ただ、ここで安心してはいけない。ここからが本当の茨の道である。初心者のくせに妙に色気を出して滑るものだから、あっちの木へドスン、こっちの木へドスンとなるのだ。是非とも大怪我をしないように気をつけたい。
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