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「チャートは急落を警告、冷静な判断を・・・」

 昨日の米国株式相場はもみ合い。ダウ工業株30種平均は14.47ドル高の13127.85ドル、ナスダック総合指数は6.59ポイント安の 2559.11ポイントとなった。インテルの上方修正やアップルの「iフォン」販売好調などが買い材料とされたものの、個人消費減退などによる景気減速懸念は払拭できず。主要株価指数は小幅な値動きとなった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は15705円。大証終値と比べて35円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場米国株式相場がさえない値動きとなったことから、軟調なスタートを想定。引き続き下値を試すものと思われる。
 昨日の日経平均は窓を空けて下落。売り一巡後はやや下げ渋る動きとなったものの、15830円処のサポートラインを割り込む展開となっている。相場の弱さを示しており、15500円付近に広がる「壁」の存在感が薄れる形。ここにファンダメンタルズの壁は存在しておらず、「テクニカルの壁が一時的なリバウンドによって消滅の方向に向かっている」と解釈すべきであろう。つまり「軸」は下向きであり、将来的に大きな下落余地があることを示唆。一時的に下げ渋る場面があったとしても、いずれは下方ブレイクしてしまうと思われる。
 本日は寄り付き前に7月の機械受注が発表される。市場予想は前月比プラス6%であり、この数値を基準に評価が分かれそうだ。ただ、このプラスは前月の落ち込みの反動でもあり、積極的な評価ができるようなものではない。もし、同指標が下ブレした場合には市場の失望感を誘いそうであり、同指標の結果には十分に注意したい。
 また、本日はバーナンキ米FRB議長の講演がベルリンで予定されている。来週18日のFOMC前の最後の発言でもあり、同議長の景気認識などが注目される。来週18日のFOMCの声明文を占う意味もあり、市場では内容を見極めたいとして様子見ムードが広がりそうだ。
 米国の景気減速懸念は日増しに深刻さを増している。一部では「バランスシートに載らない資金調達の仕組みであるコンデュイットの資金繰り悪化で、投資銀行には多大なリスクがある」と伝えられており、投資家はいつ金融のヤミ鍋で毒饅頭を掴まされるか分からない状況となっている。9月末に向けて時限爆弾がセットされた状態とも言え、月末に向けて投資家の警戒感はピークを迎えるであろう。
 チャートは再び株価急落の警告を発している。投資家は「こんなに損しているからもう売れない」と考えるべきなのか、それとも「いや、この水準ならまだ売れる」と考えるべきなのか、いま一度冷静に判断すべきであろう。
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