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「下方の窓を下ひげで埋める、買い継続」

 本日の日経平均は98.55円高の16257.00円で取引を終了した。朝方は米国株式相場の下落、円高進行から売り優勢となったが、売り一巡後は押し目買いが優勢。後場に入ってからは買い戻しの動きも強まり、大引けにかけて上昇幅を拡大させる展開となった。業種別東証株価指数では石油石炭製品、その他製品などが上昇。その他金融業、不動産業などが下落となった。
 本日の東京株式相場は乱高下となった。朝方は米国株式相場の下落や円相場の上昇が嫌気され売り先行となったが、売り一巡後は突っ込み警戒感などから急速に下げ渋る動き。円高進行も一服したことから、後場に入ってからは切り返す動きとなった。また、業績見通しを発表した鉄鋼株の一角が強含む展開。石油元売りなども上昇幅を拡大させ、相場の牽引役となった。
 日経平均の日足チャートでは下方の窓を下影陽線で埋めるという強気相場の典型的な形が出現している。上方に5日移動平均線や25日移動平均線が控えているものの、高値引けで終了したことから先高観の強いチャート形状となっている。これで「軸が下向きでない」可能性が高まっており、16500円台後半の壁はテクニカル、15500円付近の壁はファンダメンタルズとの認識で良かろう。短期的には本日午前中までの下落がきつかったことから、既に上方のテクニカルの壁は消滅したと認識。目先は上方の窓(16667.36円―16747.94円)に向けて一気に騰勢を強めると思われる。ポジションは「買い」を維持し、どの水準まで戻るかを見守りたい。
 本日の切り返しによって短期的に急落するシナリオは一気に後退した。サブプライムローン問題から発展した全世界的な信用収縮懸念はひとまず収束に向かうものと思われる。ただ、米住宅価格下落による米景気減速懸念はくすぶっており、今回のリバウンド相場はあくまでも短期的。上昇一服となった後は、再び下値を試す展開になると思われる。油断は大敵と言えよう。

 台風9号が関東・東海地方に接近している。台風の中心気圧は965ヘクトパスカル。中心付近では猛烈な風が吹いており、大雨とともに十分に注意したい。では風はなぜ起こるのであろうか。それは高気圧という圧力が強いところから、低気圧という圧力の低いところに向けて、空気が移動するからである。高気圧と低気圧の差が蜜であればあるほど強い風が吹くというわけだ。それではチャートにおける低気圧とは一体何だろう?同時にチャートにおける高気圧とは一体何だろう。風を株価に見立てて考えていただきたい。
 答えは低気圧が「窓」であり、高気圧は「壁」である。そして株価という風が壁から窓に向けて動くのである。だから本日の株価が切り返したのは「風向きが変わったから」と説明できるのである。台風が通過するとき風向きが変わるように、チャートでも同様の現象が起きたのである。な~るほど!
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