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「米国株安を受け売り先行、引け後に軸の傾きなどを判定」

 昨日の米国株式相場は大幅安。ダウ工業株30種平均は143.39ドル安の13305.47ドル、ナスダック総合指数は24.29ポイント安の 2605.95ポイントとなった。午前中に発表された7月の中古住宅販売仮契約指数が前月比12.2%の低下となったことから、住宅市場に対する悲観的な見方が台頭。主要株価指数は軒並み大幅安となった。また、シカゴ日経平均先物(CME)は16105円。大証終値と比べて85円安の水準で取引を終了している。従って本日の東京株式相場は米国株式相場の下落を嫌気して売り先行の展開を想定。引き続き下値を試す動きになると思われる。
 外国為替市場では円相場が1ドル=115円台前半での推移。米景気後退懸念や利下げ観測などからドルが下落しており、輸出関連株には重しとなりそうだ。また、本日は欧州中央銀行(ECB)の理事会が開催される。世界的な信用収縮の流れを受けて政策金利は据え置かれるとの見方が有力であり、対ユーロでの円安進行にも限界がありそうだ。対ドル、対ユーロともに円高が進行しやすい状況であり、輸出関連株に与える悪影響が懸念される。今後は日米欧の金融当局の足並みが揃うかどうかが注目される。米FOMC、日銀金融政策決定会合が控えており、サブプライムローンに端を発した信用収縮の流れを食い止められるかが焦点となりそうだ。
 昨日の日経平均は大幅安となった。ローソク足では大陰線が出現しており、先安観の強いチャート形状となっている。16500円台後半に壁が存在していることが明らかになっており、今後はこの壁がテクニカルの壁なのかファンダメンタルズの壁なのかを見極めるのがポイントとなりそうだ。現時点では下方の窓(16068.10円-16091.28円)を埋めた後に、どのような動きになるのかが焦点。もし、上方の壁がテクニカルの壁、そして軸が水平以上ということになれば、急速なリバウンドが期待できる。つまり、朝方の軟調スタートは絶好の押し目買いポイントとなる。しかし、窓空け下落後、その窓を埋める気配がなかった場合には、上方の壁はファンダメンタルズの壁と認識。目先は二番底を探る動き、場合によっては底割れのケースもあると考えたい。いずれにしても現時点では買いポジションを維持し、大引け時点でその強弱感を判定することにしたい。
 恐らく今後、サブプライムローン問題は深刻な事態を迎えるであろう。米住宅市場の減速が鮮明となり、しかも長期化。FRBは利下げを実施せざるを得ず、ドルが売られやすくなるであろう。ただ、急速な利下げは米国からの資金流出を加速させ、米経済に悪影響を及ぼしかねない。緩やかな利下げが望まれる状況であり、ゆっくりとしたスピードでドル安が進むと思われる。その結果、国内の輸出企業は大きな打撃を受けるであろう。1ドル=102円程度までの円高もあり得ると考えられ、この水準で円高阻止の為替介入の口実ができると思われる。そこで日本が米国債を買う形で米国の財政を支える。米景気対策に必要な費用がここで捻出でき、一方的なドル安を回避できると考えたい。あくまでも主観的なシナリオであるが、強ち現実味がないとも言い切れない。
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